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[参院選] rss

感情論に負けた参院選沖縄

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎

 7月10日投開票の参院選挙は、自民・公明の与党体制が全国的には圧勝、改憲勢力3分の2を占めた。だが、沖縄選挙区(改選数1)は、現職で3期目を目指した島尻安伊子氏(沖縄担当相)が無所属新人の伊波洋一氏に敗れる波乱があった。自民公認で公明、おおさか維新推薦の島尻氏は24万9955票を獲得したが、普天間基地の辺野古移設反対のいわゆる「オール沖縄」野合勢力に後押しされた伊波氏が35万6355票を稼ぎ、10万6400票差をつけられた。

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吹かなかったSEALDs旋風、客観視した若者たち

 本年7月10日に投開票された第24回参議院議員通常選挙(以下、参院選)は自民党・公明党の政権与党、改憲野党のおおさか維新及び無所属の圧勝に終わり、改憲勢力は衆参両院を合わせて、戦後初めて3分の2を確保した。これにより、憲法改正を発議できる要件が整った。

 さて、今回の参院選は民進党と共産党が合作し「野党共闘」を演出した。「3分の2は取らせない」という、いかにもやる気を感じない目標を掲げて、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)や市民連合などを含めた左派系市民団体とも連携して、選挙戦を進めた。とくに、18歳選挙権解禁後、初の国政選挙ということもあり、彼らは若者の政治参加を呼びかけるだけでなく、「護憲こそがカッコいい」「戦争法に反対するのは若者の役目」という世論を作り出すために、ラップやポップスを用いたファッションや音楽と融合したアピール活動を展開した。ところが、結果はどうだったか。政権与党の圧勝である。

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さらなる主権者教育が必要に

平成国際大学教授 浅野 和生

 去る7月10日に投開票が行われた第24回参議院通常選挙は、70年ぶりに選挙権が拡張された歴史的な選挙であった。このため、投票前には、総務省、教育現場、マスコミを挙げて、18歳選挙権導入をめぐるさまざまな情報が流布され、対策が実施された。しかしまだ、18歳選挙権の結果に対する取りまとめは多くない。

 さて、戦前の台湾での話である。

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参院選・島尻氏落選したが… 改憲派が過半数を獲得

《 沖 縄 時 評 》

 沖縄では革新陣営が圧倒的に優位で保守陣営が低迷している、と思っている人は多いだろう。

 確かに7月の参院選では自民党候補は惨敗した。ところが得票数・率をみると、自民党は着実に支持を拡大し、断トツの第1党だ。また改憲派4党の合計得票率は5割を超えている。

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参院選の結果と沖縄の未来<English付>

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 選挙結果を見る二つの方法がある。自分自身の努力で相手候補に勝ったのか、それとも、相手候補が弱かったから勝てたのか。

 10日に投開票された参院選の沖縄選挙区に当てはめてみると、新人の伊波洋一氏が独自の力で当選したのか、それとも、現職の島尻安伊子氏が敗北したのかということになる。

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改憲「3分の2」で大勝の安倍政権に経済最優先求めた読、日経、産経

 「道半ばにある経済政策アベノミクスを強化し、デフレ脱却を確実に実現してほしい。それが有権者の意思だろう」(読売社説・11日)。

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本島と離島で分かれた「民意」

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)

 10日に投開票された参院選沖縄選挙区では、元宜野湾市長で革新系新人の伊波洋一氏が、現職で沖縄北方担当相の島尻安伊子氏に大差をつけて初当選を果たした。

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参院選結果、安保・経済固め改憲に熟議を

 第24回参院選の開票結果が確定した。自民党と公明党の与党は合わせて70議席を獲得し、公示前の議席数を11伸ばし、非改選と合わせ146議席の安定多数を確保した。衆院での3分の2以上の絶対安定多数とともに、安倍政権は今後の政権運営に盤石の基盤を得た。当面する厳しい内外情勢の安定に果敢に取り組んでほしい。

中朝の脅威が高まる

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「改憲3分の2」阻止で野党支援キャンペーン張った朝日社説の完敗

 今回の参院選の注目数字は61、57、78、74。毎日9日付にそんな分析記事が載っている。何の数字かというと、獲得議席数のことだ。

 61は与党が改選過半数を獲得する数で、安倍晋三首相が「信を問う」とした勝利ライン、57は自民党が27年ぶりに参院での単独過半数を獲得する数、78は改憲4党で発議に必要な参院の3分の2超え、74は改憲を支持する非改選の無所属議員を加えた3分の2超えの数だ。

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今回の参院選の結果、自公与党とおおさか維新…

 今回の参院選の結果、自公与党とおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、無所属議員の「改憲勢力」が衆参両院で、憲法改正の発議ができる3分の2を超えた。民進党は共産党とも組み4党共闘で「3分の2阻止」を掲げて選挙を戦った。

 昨日の新聞からその評価を。朝日・社説は「共闘していなければ、1人区の当選者はさらに限られただろうことを考えれば、共闘の試みに意味はあった」「巨大与党に対抗するには野党共闘が最も有効」と評価する。

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民進党惨敗、有権者が拒絶した「民共」路線

 参院選で民進党は大きく議席を減らした。岡田克也代表が積極的に進めた共産党との選挙協力、いわゆる「民共」路線は功を奏さず、国民から拒絶された。旧民主党は下野した後、これで大型国政選挙は3度目の敗北だ。「民共」路線を清算し、解党的出直しを図らなければ、政権交代可能な政党となり得ない。

 見えてこない安保構想

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自公勝利、改選過半数 「志」達成へ慎重な舵取りを

編集局次長・政治部長 早川一郎

 安倍晋三首相が勝敗ラインとし獲得議席目標に掲げた「与党で改選過半数」を達成した。これは首相が判断した消費税増税再延期を踏まえた経済政策「アベノミクス」の加速を国民が選択したものと言える。

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参院選投開票、政策や人柄吟味し選択したい

 第24回参院選がきょう投開票される。来年4月予定の消費税増税を延期する安倍晋三首相の判断を受けた経済政策「アベノミクス」の是非がどう審判されるのか。自民党を中心とする改憲勢力が、発議に必要な3分の2以上の議席を占めるのか。首相が勝敗ラインに設定した自民、公明両党による改選議席(121)の過半数を獲得できるのか、が主要な焦点となる。有権者は、各党の政策や候補者の人柄を吟味し悔いのない選択をしてもらいたい。

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野党共闘よりも、保守系勢力の結集を!

 私は、大学に入学し、今夏の参院選で初めて選挙権を行使できるようになりました。しかし、同年代や年配の有権者からは、様々な「苦しみ」の声を聴いています。それは、「選挙区に入れたい政党の候補者がいない」と、いうものです。より具体的に言うと、「消去法で選ぼうにも、どの候補者も嫌な人ばかりで、入れるところが、ない」と、いうことです。

 現在、「野党共闘」という恐ろしい試みが広がっています。党の綱領に「時代の変化に対応した未来志向の憲法を国民とともに構想する」という一種の改憲論を記しているはずの民進党と、現時点では護憲派ではあるもの、将来的な「民主共和制」(象徴天皇制)への移行を目指している日本共産党とが、何をどう間違えたら共闘できるのか、と思います。また、自民党も民主党を離党した議員や、過去に維新から出馬した議員の入党を受け入れたりして、かなりカオスな状況となっています。(何よりも、自民党と公明党が手を組んでいることが、一番のカオスでしょう)

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北海道、2議席確保へ熾烈に争う自・民

16参院選 注目区を行く(7)

 「私は、知名度はありませんが、市議と道議で20年以上地方政治に携わってきました。何とか国政に送り出してください」―こう叫ぶのは、自民公認の新人・柿木克弘。

 北海道は今回の参院選で改選議席数が2から3に増えた。これまで自民と民進で議席を分け合ってきたが、両党とも最重点区に位置付けて、2議席目を確保しようと熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げている。

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東京都、自・民、2議席目獲得で苦戦

16参院選 注目区を行く(6)

 東京選挙区は、5から6に増えた改選議席を31人で争う最大の激戦区だ。

 公示の直前、舛添要一都知事辞任の激震が起きた。しかし、舛添都政を誕生させた自民・公明も対する民進も候補者選びでつまずき、参院選に追い風を呼び込むことができないでいる。

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朝毎「改憲勢力2/3」の参院選序盤情勢報道は与党に不利な可能性

 参院選も終盤に入り、各紙の「情勢報道」も熱を帯びてきた。6月24日付で報じた「序盤情勢」では申し合わせたかのように「改憲勢力2/3うかがう 自民、単独過半数の勢い」(毎日)と与党優位を報じた。

 朝日は「自民、公明の与党で改選議席の過半数を占める勢いで、おおさか維新、日本のこころを加えた改憲4党でも参院全体の3分の2の議席をうかがう」と、与党・改憲派優勢を強調する。

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香川県、共産票の上積みめぐり攻防

16参院選 注目区を行く(5)

 全国で唯一、1人区での共産党の公認候補・田辺健一が「野党統一候補」として、公明党推薦の自民党現職・磯崎仁彦に挑む。ただ、民進党は5月に推薦候補(県議)擁立を取り下げ共産候補への一本化を実現させたが、県連内の共産党アレルギーが大きく6月11日に自主投票を打ち出した。田辺が「野党一本化」によって基礎票にどれだけ上積みできるかが焦点だ。

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沖縄県、革新共闘にほころびも

16参院選 注目区を行く(4)

 普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設反対の県民感情を利用し、序盤から優位に戦う無所属新人の伊波洋一を、現職大臣で自民党の島尻安伊子が激しく追う展開になっている。

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長野県、ネガキャン繰り出し杉尾批判も

16参院選 注目区を行く(3)

 「過去の得票数を合わせれば野党連合の方が多い。それを五分まで戻してきました」

 公示日の22日、長野県上田駅前でマイクを握った自民党公認の若林健太は集まった支持者を前にこう胸を張った。

 長野選挙区は与野党が2つの“指定席”を分けていたが、減員区となり議席1をめぐって激突。与野党共に「最重点区」に位置づけて激しい選挙戦となっている。

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福島市、組織票固め逆転狙う岩城

 先月26日夕、福島市で行われた岩城光英法相の総決起集会の会場は、約2000人の支援者らで埋め尽くされ、熱気に包まれた。そこへ、「ロッキーのテーマ」の入場曲で岩城がスポットライトを浴びながら客席後方から登場すると、大きな拍手や声援で迎えられた。

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宮城県、共産党が加勢する桜井に自民党が総力

16参院選 注目区を行く(1)

 「共産党と組んだと批判するが、共産党と組んで何が悪いのか」。改選数2から1となった選挙区で4期目に挑む民進党の桜井充は開口一番こう訴えた。

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「無責任な共産党の暫定政権構想」筆坂氏講演の要旨

世日クラブ

 元日本共産党ナンバー3で元参議院議員の筆坂秀世氏はこのほど、世界日報の読者でつくる「世日クラブ」(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)で「『民共』協力と参院選の行方」と題し講演を行った。その中で、筆坂氏は、参院選のすべての1人区で野党候補の一本化が実現した背景について分析。今後の国政選挙でも協力の芽を残すために、共産党は必死に民進党候補を支援するだろうと語った。以下はその要旨。

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