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[北方領土] rss

軍事的価値変わらぬ北方領土

ロシア研究家 乾 一宇

 今年2月7日の北方領土の日は、寂しく終わってしまった。その都度、日露の領土問題交渉の報道はあっても、ロシアにとっての北方領土の軍事的価値は、日本ではあまり語られない。だが、領土問題を考えるとき、それを欠いた議論は均衡を欠く感がする。

 ソ連・ロシアにとっての「地の利」を考えてみたい。

国後・択捉島が防壁に

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領土問題は世論結集が不可欠

北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 篠原信之氏に聞く

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北方領土の日 4島一括返還に強い決意示せ

 40回目の「北方領土の日」を迎えた。第2次大戦末期に旧ソ連は、当時有効だった日ソ中立条約を破棄して一方的に宣戦布告し、火事場泥棒のように択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島を奪った。戦後75年になる現在まで領土は返ってきていない。安倍晋三首相はきょう開催の北方領土返還要求全国大会でロシアに改めて抗議するとともに、4島一括返還に向けた強い決意を明確にすべきだ。

 元島民の高齢化進む

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ロシアの漁船拿捕 北方領土海域での暴挙許すな

 北方領土の歯舞群島から色丹島にかけての海域で、北海道根室市内の漁協に所属する漁船8隻のうち5隻が、ロシア極東のサハリン州国境警備局に連行された。

 現在ロシアに不法占拠されている北方領土は、日本固有の領土である。ロシア側の措置は到底受け入れられない。

 過去に銃撃で死亡事件も

 拿捕(だほ)された5隻には、計24人の乗組員がいた。8隻は日露間の海洋操業に関する協定に基づく「安全操業」を行っていた。

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ロシア首相択捉訪問、不法占拠を正当化する暴挙だ

 ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土の択捉島を訪問した。北方領土は日本固有の領土であり、メドベージェフ氏の訪問はロシアによる不法占拠を正当化しようとする暴挙だ。

 譲歩しない姿勢鮮明に

 メドベージェフ氏の北方領土訪問は2015年8月以来4年ぶり4回目。大統領だった10年にロシアの国家元首として初めて北方領土を訪れた。

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北方領土、成果焦って足元を見られるな

 20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせ、日露首脳会談が行われた。

 会談では、北方領土問題を含む平和条約締結交渉を引き続き進めることで一致したが、具体的な進展はなかった。

進展しない対露交渉

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北方領土、ロシアの軍事拠点化は許されない

 日露両政府は東京都内で外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開き、北朝鮮の非核化に向け連携を確認するとともに防衛交流強化で一致した。

 だが、日本固有の領土である北方領土が返還されない限り、ロシアとの信頼関係の構築は困難だ。

択捉・国後で演習実施

 2プラス2は昨年7月以来。河野太郎外相と岩屋毅防衛相、ロシア側はラブロフ外相とショイグ国防相が出席した。

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北方領土問題、ロシアに足元を見られるな

 ロシアのプーチン大統領は、日露平和条約締結交渉に関して「まず日本が日米安保条約から離脱しなければならない」と述べた。北方領土返還後に米軍が展開することを懸念しての発言だが、日本が到底のめない条件だ。ロシアがまともに交渉を行おうとしているとは思えない。

大統領が米軍展開を懸念

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決意感じぬ4島返還大会

 今年の「北方領土の日」(2月7日)は「最悪の日」となった。東京都内で開催された北方領土返還要求全国大会での安倍晋三首相の挨拶からは、日本固有の領土である北方4島がロシア(旧ソ連)によって「不法占拠」されてきたという歴史の真実と、4島を必ず取り戻すという決意が感じられなかったからだ。

 日露間の北方領土の歴史的変遷については、本紙ビューポイント欄(平成30年12月23日付)でも詳しく触れたが、「北方領土の日」は1855年2月7日(安政元年12月21日)に日露通好条約(下田和親条約)が調印されたことにちなむ。この条約では択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島を日本の領土として国境線を定めた。北方4島はこのときから、他国に帰属したことは一度もない。北方4島は、旧ソ連が大東亜戦争(第2次世界大戦)末期の昭和20(1945)年8月9日、日ソ中立条約を破り対日参戦し、8月15日以降に不法占拠したことは紛れもない歴史の事実だ。

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早期解決求める北方領土の元島民

北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 平塚利晃氏に聞く

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談がここ数年、頻繁に開催されることもあって、北方領土問題が解決の方向に動くのではないかという期待が元島民の間に広がっている。ロシア側の態度は依然として頑なだが、今年一年の北海道の取り組みを平塚利晃・総務部北方領土対策本部北方領土対策局長に聞いた。 (札幌支局・湯朝 肇)

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北方領土の日、4島返還への決意を新たに

 39回目の「北方領土の日」を迎えた。

 わが国固有の領土である択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島は、旧ソ連に不法占拠され、今なおそれが続いている。4島返還実現に向けた決意を新たにしたい。

 強硬姿勢示すロシア

 安倍晋三首相は、昨年11月の日露首脳会談で「1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した」として、交渉の前進を目指している。

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弔い合戦の歴史戦、北方領土の主権は譲れない

 先日、中村登美枝さん(92)の訃報を受けた。

 2次大戦終戦の1945年、19歳の中村さんは朝鮮北部に侵攻したソ連軍に追われ、朝鮮最北端から10カ月かかり38度線にたどり着く。途中で両親が死亡、3~16歳の孤児12人(途中合流も多く最後は約50人)を引率しての大逃避行だった。

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北方領土とロシアの嘘

■ロシアの強気

 ロシアは国連憲章を持ち出して日本に北方領土の主権放棄を要求している。しかも強気で迫っているが、これはロシアに北方領土の主権がないことの裏返しだ。だからロシアは強気で日本に迫っている。

 ところが日本では北方領土で強気に対応していない。しかも日本の政治家・官僚・知識人の多くが、国際社会の基準を用いてロシアに反論していない。これが日本の現状。

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戻らぬ北方領土を選挙利用する政治

2019年1月24日

 北方領土問題を含む平和条約交渉について、日ロ首脳会談は何の進展のないまま終わりました。安倍首相は「相互に受け入れ可能な解決策を見出す決意を共有した」と述べ、菅官房長官は「2019年における日ロ関係の素晴らしいスタートになった」と総括しました。政治は建前しか語らないことが多いので、このような発言になったのでしょう。

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北方領土交渉、成果を焦って禍根を残すな

 安倍晋三首相はモスクワでロシアのプーチン大統領と会談した。北方領土問題をめぐっては、外相、外務次官級の交渉をそれぞれ2月に行うことを確認するにとどまった。

 首脳会談では進展なし

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日露条約交渉、北方領土でゼロ回答は論外だ

 日露平和条約締結に向けた安倍晋三首相とプーチン大統領との首脳会談を前に行われた日露外相会談で、ラブロフ外相は北方領土の主権問題は議論せず「北方領土」の呼称も受け入れないと主張した。戦後に区切りを付ける平和条約交渉で、旧ソ連の北方四島不法占拠を棚上げにしようとするロシアの姿勢は論外である。

安倍首相発言に抗議

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日露国境線の変遷と北方領土

拓殖大学大学院特任教授 濱口 和久

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北方領土交渉、4島返還への糸口見いだせ

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談で、北方領土問題を含む平和条約締結交渉の責任者を河野太郎、ラブロフ両外相とすることが決まった。交渉で4島返還への糸口を見いだすことが求められる。

協議の枠組みが整う

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北方領土「2島返還」にケチをつけ既成事実化を手助けするポストと毎日

 ゴーン前日産会長が誌面をにぎわしている。「日産『極秘チーム』ゴーン追放『一年戦記』」(週刊文春12月6日号)、「新聞テレビでは分からない『カルロス・ゴーン』20の疑問」(週刊新潮12月6日号)、「日産経営陣は『独裁者ゴーン』とこう戦った」(週刊ポスト12月7日号)、「日産『権力闘争』の裏側を暴く!」(サンデー毎日12月9日号)等々。見出しを見ただけで満腹になりそうだ。

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歯舞・色丹2島を最低か上限か各党が日露交渉を問うた「日曜討論」

 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議、東アジアサミット、アジア太平洋経済協力会議(APEC)では、舞台となる地域で「自由で開かれたインド太平洋戦略」、シルクロード経済圏構想「一帯一路」をそれぞれ打ち出す米国と中国の対立が際立つ中で、唐突ながら注目されたのが、14日にシンガポールで行われた安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との日露首脳会談だった。

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100年かかったとしても、領土を取り返す気概が日本人の心の中にあるか?

北方領土は日本国有の領土と小声で言い続けたところで、返ってくるはずはありません。 実質ロシアの領土と化している北方領土です。 高齢になった元島民が簡単に墓参できれば、先ずは御の字ではないでしょうか。

ソ連崩壊時にその混乱に乗じて取り戻すチャンスは、残念ながら逃がしていしまいました。 そんなチャンスはおいそれと来るものではありません。

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北方領土は戻らず棚上げのままか

2018年11月17日

 安倍首相とプーチン露大統領との首脳会談が行われ、北方領土の返還交渉に変化が起きそうなことを首相側は匂わせています。北方4島は第二次世界大戦の終了直前にソ連軍が不法占拠し、かつては1万7000人が在住していた日本人を強制退去させました。ソ連に一方的な非があり、許せるものではありません。

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