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[北方領土] rss

北方領土は国家主権の問題

ロシア研究家 乾 一宇

 今年の北方領土の日(2月7日)は、大きなニュースにもならずに終わった。

 北方領土問題は、不思議にも日本の選挙の争点にはなっていない。だが、国民が教養と良識ある国会議員を選ばないと国家が内側から崩れ去っていく危険を孕(はら)んでいる。

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北方領土 交渉の好機を見落とすな

 2020年7月にロシア憲法が改正され、24年に任期が切れるプーチン大統領が最大36年まで大統領を続けることが可能となった。しかし、プーチン氏の長期支配に国民の反発が高まっている。新型コロナウイルスの感染者数は世界で4番目と多く、経済は停滞が続いたまま。さらに、反体制活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件や逮捕拘束に抗議し、釈放を求めるデモも広がりを見せた。

 揺らぐプーチン体制

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北方領土大会 首相、交渉「着実に進める」

 菅義偉首相は7日、東京都内で開かれた北方領土返還要求全国大会にビデオメッセージを寄せた。ロシアとの北方領土交渉について「私の内閣でも2018年のシンガポールでの(日露)首脳のやりとりはしっかりと引き継いでおり、これまでの両国間の諸合意を踏まえて、今後も着実に交渉を進めていく」と述べた。

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北方領土 4島返還へ世論結集を

 北方領土問題への理解と関心を深めるため制定された「北方領土の日」は、今年で41回目を迎える。2月7日は、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間にあることを定めた日露通好条約が調印された日であり、北方領土が日本の領土として国際的にも明確になった歴史的な日だ。戦前には約1万7000人が暮らした日本固有の領土であるにもかかわらず、第2次大戦の終戦直前、当時まだ有効だった日ソ中立条約を破って侵攻したソ連に不法占拠され、その状態は今もなお続いている。  昨年9月29日、菅義偉首相は就任後初めてロシアのプーチン大統領との電話会談に臨んだ。首相は「平和条約締結を含む日露関係全体を発展させていきたい。北方領土問題を次の世代に先送りせず、終止符を打ちたい」と表明。これに対しプーチン氏は「安倍前首相との関係を高く評価しており、菅首相との間でも建設的に連携する用意がある。2国間のあらゆる問題について対話を継続していく」と応じた。

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きょう41回目の「北方領土の日」 国内の啓発で足元固め

北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 篠原信之氏に聞く

 太平洋戦争後、旧ソ連(現在のロシア)によって不法に占拠された北方領土。択捉島、国後島、色丹島および歯舞群島の四島返還を求めた取り組みは終戦直後から始まり、75年の歳月が経過したが実現には至っていない。昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大によって北方四島と北海道本島との交流等事業は中断を余儀なくされたが、そうした中でも北海道は次年度に向け北方領土返還要求運動に向けた事業の準備を進めている。新年度の取り組みを北海道総務部北方領土対策本部の篠原信之北方領土対策局長に聞いた。 (聞き手=札幌支局・湯朝 肇)

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41回目の「北方領土の日」4島返還に強い決意示せ

 41回目の「北方領土の日」を迎えた。第2次大戦末期に旧ソ連は、当時有効だった日ソ中立条約に違反して一方的に宣戦布告し、火事場泥棒のように択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島を奪って現在に至るまで不法占拠を続けている。

 菅義偉首相はきょう開催の北方領土返還要求全国大会に寄せるビデオメッセージでロシアに改めて抗議するとともに、4島返還に向けた強い決意を明確にすべきだ。

露が改憲で「割譲禁止」

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北方領土軍事化、対米警戒を言い訳にするな

 ロシアが北方領土の択捉島に地対空ミサイル「S300V4」を実戦配備した。

 加藤勝信官房長官が「わが国の立場と相いれず、受け入れられない」と述べたのは当然だ。北方領土は日本固有の領土であり、ロシアが軍事拠点化を進めることは許されない。

 軍備増強を図るロシア

 S300はシリア内戦などに投入され、今回配備されたタイプの射程は400㌔という。北方領土の対空能力強化を狙っているようだ。

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北方領土 あくまでも4島返還を目指せ

 菅義偉首相は、就任後初のプーチン露大統領との電話会談で「北方領土問題を次の世代に先送りせず、終止符を打ちたい」と決意を表明した。

 ロシアは北方領土に関する歴史認識や主権をめぐって強硬姿勢を示している。菅首相は4島返還に向けた取り組みを強めるべきだ。

菅首相が18年合意を踏襲

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軍事的価値変わらぬ北方領土

ロシア研究家 乾 一宇

 今年2月7日の北方領土の日は、寂しく終わってしまった。その都度、日露の領土問題交渉の報道はあっても、ロシアにとっての北方領土の軍事的価値は、日本ではあまり語られない。だが、領土問題を考えるとき、それを欠いた議論は均衡を欠く感がする。

 ソ連・ロシアにとっての「地の利」を考えてみたい。

国後・択捉島が防壁に

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領土問題は世論結集が不可欠

北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 篠原信之氏に聞く

 近年、安倍晋三首相とプーチン露大統領との首脳会談が頻繁に持たれながらも、依然として解決の糸口が見えてこない北方領土問題。元島民の高齢化が進む中で領土返還要求運動は新たな岐路を迎えている。

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北方領土の日 4島一括返還に強い決意示せ

 40回目の「北方領土の日」を迎えた。第2次大戦末期に旧ソ連は、当時有効だった日ソ中立条約を破棄して一方的に宣戦布告し、火事場泥棒のように択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島を奪った。戦後75年になる現在まで領土は返ってきていない。安倍晋三首相はきょう開催の北方領土返還要求全国大会でロシアに改めて抗議するとともに、4島一括返還に向けた強い決意を明確にすべきだ。

 元島民の高齢化進む

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ロシアの漁船拿捕 北方領土海域での暴挙許すな

 北方領土の歯舞群島から色丹島にかけての海域で、北海道根室市内の漁協に所属する漁船8隻のうち5隻が、ロシア極東のサハリン州国境警備局に連行された。

 現在ロシアに不法占拠されている北方領土は、日本固有の領土である。ロシア側の措置は到底受け入れられない。

 過去に銃撃で死亡事件も

 拿捕(だほ)された5隻には、計24人の乗組員がいた。8隻は日露間の海洋操業に関する協定に基づく「安全操業」を行っていた。

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ロシア首相択捉訪問、不法占拠を正当化する暴挙だ

 ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土の択捉島を訪問した。北方領土は日本固有の領土であり、メドベージェフ氏の訪問はロシアによる不法占拠を正当化しようとする暴挙だ。

 譲歩しない姿勢鮮明に

 メドベージェフ氏の北方領土訪問は2015年8月以来4年ぶり4回目。大統領だった10年にロシアの国家元首として初めて北方領土を訪れた。

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北方領土、成果焦って足元を見られるな

 20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせ、日露首脳会談が行われた。

 会談では、北方領土問題を含む平和条約締結交渉を引き続き進めることで一致したが、具体的な進展はなかった。

進展しない対露交渉

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北方領土、ロシアの軍事拠点化は許されない

 日露両政府は東京都内で外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開き、北朝鮮の非核化に向け連携を確認するとともに防衛交流強化で一致した。

 だが、日本固有の領土である北方領土が返還されない限り、ロシアとの信頼関係の構築は困難だ。

択捉・国後で演習実施

 2プラス2は昨年7月以来。河野太郎外相と岩屋毅防衛相、ロシア側はラブロフ外相とショイグ国防相が出席した。

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北方領土問題、ロシアに足元を見られるな

 ロシアのプーチン大統領は、日露平和条約締結交渉に関して「まず日本が日米安保条約から離脱しなければならない」と述べた。北方領土返還後に米軍が展開することを懸念しての発言だが、日本が到底のめない条件だ。ロシアがまともに交渉を行おうとしているとは思えない。

大統領が米軍展開を懸念

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決意感じぬ4島返還大会

 今年の「北方領土の日」(2月7日)は「最悪の日」となった。東京都内で開催された北方領土返還要求全国大会での安倍晋三首相の挨拶からは、日本固有の領土である北方4島がロシア(旧ソ連)によって「不法占拠」されてきたという歴史の真実と、4島を必ず取り戻すという決意が感じられなかったからだ。

 日露間の北方領土の歴史的変遷については、本紙ビューポイント欄(平成30年12月23日付)でも詳しく触れたが、「北方領土の日」は1855年2月7日(安政元年12月21日)に日露通好条約(下田和親条約)が調印されたことにちなむ。この条約では択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島を日本の領土として国境線を定めた。北方4島はこのときから、他国に帰属したことは一度もない。北方4島は、旧ソ連が大東亜戦争(第2次世界大戦)末期の昭和20(1945)年8月9日、日ソ中立条約を破り対日参戦し、8月15日以降に不法占拠したことは紛れもない歴史の事実だ。

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早期解決求める北方領土の元島民

北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 平塚利晃氏に聞く

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領の首脳会談がここ数年、頻繁に開催されることもあって、北方領土問題が解決の方向に動くのではないかという期待が元島民の間に広がっている。ロシア側の態度は依然として頑なだが、今年一年の北海道の取り組みを平塚利晃・総務部北方領土対策本部北方領土対策局長に聞いた。 (札幌支局・湯朝 肇)

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北方領土の日、4島返還への決意を新たに

 39回目の「北方領土の日」を迎えた。

 わが国固有の領土である択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島は、旧ソ連に不法占拠され、今なおそれが続いている。4島返還実現に向けた決意を新たにしたい。

 強硬姿勢示すロシア

 安倍晋三首相は、昨年11月の日露首脳会談で「1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した」として、交渉の前進を目指している。

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弔い合戦の歴史戦、北方領土の主権は譲れない

 先日、中村登美枝さん(92)の訃報を受けた。

 2次大戦終戦の1945年、19歳の中村さんは朝鮮北部に侵攻したソ連軍に追われ、朝鮮最北端から10カ月かかり38度線にたどり着く。途中で両親が死亡、3~16歳の孤児12人(途中合流も多く最後は約50人)を引率しての大逃避行だった。

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北方領土とロシアの嘘

■ロシアの強気

 ロシアは国連憲章を持ち出して日本に北方領土の主権放棄を要求している。しかも強気で迫っているが、これはロシアに北方領土の主権がないことの裏返しだ。だからロシアは強気で日本に迫っている。

 ところが日本では北方領土で強気に対応していない。しかも日本の政治家・官僚・知識人の多くが、国際社会の基準を用いてロシアに反論していない。これが日本の現状。

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戻らぬ北方領土を選挙利用する政治

2019年1月24日

 北方領土問題を含む平和条約交渉について、日ロ首脳会談は何の進展のないまま終わりました。安倍首相は「相互に受け入れ可能な解決策を見出す決意を共有した」と述べ、菅官房長官は「2019年における日ロ関係の素晴らしいスタートになった」と総括しました。政治は建前しか語らないことが多いので、このような発言になったのでしょう。

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