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[中国共産党100年] rss

中国共産党百年と周恩来-評論家 石平氏

評論家 石平氏に聞く

 中国共産党誕生から100年を迎える中、習近平総書記は来年開催される共産党大会で、3期連続の続投を図る意向だ。習氏が倣おうとしているのは、共産党の原点となる絶対的権限を持った毛沢東だ。その毛沢東に仕えたのが周恩来だった。評論家の石平氏は、周恩来の生きざまこそが共産党の本質を浮かび上がらせると指摘する。(聞き手=池永達夫)

中国共産党誕生当時の政治状況は?

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特権階級が牛耳る経済構造-東京大学大学院教授 阿古智子氏

―識者はこう見る

東京大学大学院教授 阿古智子氏

中国共産党創立100年式典での習近平演説のポイントは。

 演出は文化大革命を彷彿(ほうふつ)させるものだったが、習近平の表情も明るくなく、毛沢東のような服装をして自分の権威を高めたいことはうかがえた。聴衆もあまり盛り上がっている様子はなく、演出がうまくいったようには感じられなかった。

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中国が覇権握る世界は悪夢-作家・日本大学教授 楊逸氏

―識者はこう見る

作家・日本大学教授 楊逸氏(下)

 中国共産党だけでなく共産主義というのは、平和は不都合、紛争を起こさないといけないという考えだ。ロシア革命を起こしたレーニンは、世界革命の実現を目指してコミンテルン(共産主義インターナショナル)を結成した。

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国土だけでなく人の心も汚染
-作家・日本大学教授 楊逸氏

―識者はこう見る

作家・日本大学教授 楊逸氏 (上)

 私の家は母方が地主の出身で、搾取階級ということで政治運動が起こるたびに必ず迫害される側にいた。母が小さい頃、土地も家も全財産を奪われ、父親は息子たちを連れて台湾に逃げた。12、13歳ごろの母は食べ物を恵んでもらう乞食のような生活を送った。父は中農階級の出身で、母と結婚してハルビンに移り住んだが、どこも共産党の天下でやはり迫害される運命にあった。

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中国共産党100周年式典での“共産主義復活宣言”を見過ごす各紙

 7月1日、中国共産党100周年式典が天安門広場で開催された。

 天安門の壇上に立った習近平総書記は、「中国共産党はマルクス主義の基本原理を堅持し、21世紀のマルクス主義の発展を継続していく」と“共産主義復活宣言”を出した。

 中国は鄧小平以後、共産主義を棚上げした上で資本主義を導入。計画経済から市場経済へと大きく舵(かじ)を切ることで、ダイナミックな経済発展を遂げることに成功した。

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中国抑圧体制「ナチス以上」

 中国共産党中央党校の蔡霞・元教授は、米シンクタンク、フーバー研究所で発表した論文で、習近平国家主席が指導する中国共産党政権は、民族主義とデジタル監視システムに支えられた「新全体主義」だと主張、ウイグル族など少数派への弾圧は、ナチス・ドイツ以上だと強く非難した。

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迫る台湾海峡有事へ備えを

―識者はこう見る

拓殖大学顧問 渡辺利夫氏

 ハワイ真珠湾に統合基地を置く米インド太平洋軍の新司令官にジョン・アキリーノ海軍大将が就任した。就任に先立つ米上院での指名承認公聴会において、氏は中国による台湾侵攻は2027年よりも前に起こる可能性があるとの認識を示した。

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習近平「党創建百年演説」の怖い部分

 中国共産党は1日、党創建100周年を祝うイベントを挙行したが、習近平国家主席の記念演説を読んで、改めて中国共産党の怖さを痛感した。歴史的記念日にあのような脅迫じみた発言をする国家元首を知らない。韓国中央日報の記者も多分驚いたのだろう。習近平主席の演説内容を詳しく報じていた。

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「人権弾圧国家は恥を知れ! 」 都内で犠牲者追悼

 中国共産党の結党から100年となる1日、中国当局による少数民族への人権弾圧や、天安門事件などによる犠牲者を追悼する集会とデモ行進が都内で行われた。中国共産党の支持者とみられる集団による妨害行為もあり、緊張感に包まれた集会となった。

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持ち続けた「世界覇権」の野望

―識者はこう見る

評論家 石平氏

 中国共産党が持っているDNAには、世界覇権を目指す野望がある。

 そもそも100年前の共産党大会も、旧ソ連のコミンテルンの指導の下で行われた。コミンテルンは旧ソ連が世界革命を目指した組織で、中国共産党もその極東支部という位置付けだった。

 世界全体を征服する世界革命の発想は、中華帝国の発想と見事に重なった。

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中国が世界の覇者になることの恐ろしさ

 中国共産党が創立100年を迎え、習近平国家主席は天安門広場で開かれた大規模な祝賀行事で「われわれは党創立100年の目標である貧困問題を解決した」と一党独裁の正統性を強調した。

 しかし、香港民主勢力への抑圧、ウイグル、チベットなど少数民族への弾圧で、強権支配の本質が浮き彫りとなり、世界からは祝福よりも強い警戒の目が注がれている。それを念頭に習主席は「傲慢(ごうまん)な態度で説教することは絶対に受け入れられない」と敵愾(てきがい)心を露(あら)わにした。

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一党支配維持し米国凌駕狙う中国

―識者はこう見る

中国問題グローバル研究所所長・遠藤 誉氏

 中国共産党は今年7月1日に建党100周年記念を迎えるが、権力の座をめぐって裏切りと陰謀の100年間だったと言っていい。政権奪取後に自国民を7千万人ほども殺害した政党は中国共産党を措(お)いて他にない。

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「革命党」の本質変わらずー中国共産党
京都大学教授 石川禎浩氏

中国共産党100年

 7月に創立100年を迎える中国共産党は、徹底した情報統制など、「革命党」として結成した当時の属性を今も変わらず維持している。

 14億の人口を抱える経済大国のかじ取りを担う政権党となった今、問われている役割とは何か。党史に詳しい京都大人文科学研究所の石川禎浩教授(中国近現代史)に聞いた。

 

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