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[テロ] rss

国際テロには「中立」はない

 アルプスの小国オーストリアは中立国であり、冷戦時代は東西両欧州の架け橋的な役割を果たしてきた。同国の首都ウィーンには30を超える国際機関の本部、事務局が存在し、観光の街としても世界から多くの観光客が毎年訪れる。

 音楽の都ウィーンは実際、犯罪発生率では他の欧州都市より低く、環境、交通、安全などを総合した「生活の質」ランクでも北欧都市と共に常に上位に位置している。

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「パリ同時テロ」は宗教戦争ではない

 13日発生した「パリ同時テロ」事件はイスラム教とキリスト教の宗教戦争ではない。「パリ同時テロ」直後、世界の主要なイスラム教はパリのテロ事件を厳しく批判し、イスラム過激派と一線を引いている。一方、欧州のキリスト教社会では世俗化が進み、神を追放して久しい。宗教戦争と呼ぶには両陣営とも余りにも参戦者が少ないのだ。

 イスラム過激派テロリストによる仏週刊紙「シャルリーエブド」本社とユダヤ系商店を襲撃したテロ事件直後、当方はこのコラム欄で「“本当”のイスラム教はどこに?」(2015年1月24日参考)というタイトルのコラムを書いた。そこで穏健なイスラム法学者がジャーナリストの質問に答え、「テロリストは本当のイスラム教信者ではない。イスラム教はテロとは全く無関係だ」と主張し、イスラム教はテロを許してはいないと繰り返した、と書いた。同時に、「イスラム教学者が如何に否定したとしてもテロ行為の背後にはイスラム教への信仰がある」と指摘し、イスラム教を含む唯一神教の暴力性にも言及した。

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「パリ同時テロ」ともう一人の主人公

 メルケル独首相は14日、パリで前日発生したテロ事件(現段階129人死亡、負傷者352人)について声明を発表し、パリ同時テロに対して厳しく批判する一方、その犠牲となったフランス国民へ連帯を明らかにし、「如何なる支援も惜しまない」と語った。

 メルケル首相の声明を聞いていると、同首相が今回のテロ事件でかなり大きなショックを受けたことが直ぐに感じられた。声だけではなく、表情も硬かった。ひょっとしたら、メルケル首相は自身の責任を感じていたのではないか。すなわち、シリア難民の受け入れを表明したことで、中東からテロリストを欧州に輸入してしまったのではないか、という苦い思いだ。

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パリ同時テロ、自前の防諜機関創設が不可欠

吉原恒雄・元拓殖大教授(安全保障論)に聞く

 ――今回のテロでIS(「イスラム国」)が犯行声明を出し、オランド仏大統領もISの犯行と断定した。ISの狙いをどう見るか。

 狙いは、欧米諸国のISへの軍事的反撃や資金・要員獲得への締め付けがようやく効果を表しはじめたことへの反撃といえる。ISにとって反撃は得意技であるテロしかない。

 ――オランド大統領はすぐに非常事態宣言を出した。

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米中東政策への不信 アフガン、イラクでテロ拡大

ロシアのシリア内戦介入アルアハラム財団事務局長 モハメド・F・ファラハト氏に聞く(3)

 ――エジプトは米国から大量の軍事支援を受けている。もしエジプト政府がロシアとより接近した場合、米国は関係を切る可能性はあるのではないか。

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同時テロの記憶を後世に

地球だより

 先日、米国防総省での取材を終えた後、同省とアーリントン国立墓地の間にある空き地を訪れてみた。現在は何もないが、5年後には「ペンタゴン・ビジター・エデュケーション・センター」という立派な施設がオープンする予定の場所だ。

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タイ爆弾テロ、懸念される国内外への影響

 タイの首都バンコク中心部で死者20人を出す爆弾テロが発生した。これまでにもタイで爆弾テロがなかったわけではない。だが、これまでは主に威嚇および政治的牽制(けんせい)を目的としたもので、不特定多数の大量爆殺を狙ったものではなかった。無辜(むこ)の市民を巻き込む無差別テロは断じて許されるものではない。

 潜在する政治的軋轢

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元テロリストとの蜜月 過激な左翼教育を推進

再考 オバマの世界観(20)

 「私は爆弾を仕掛けたことを後悔していない。我々はやり足りなかったと感じている」

 2001年9月11日付のニューヨーク・タイムズ紙に、こう語るある男の特集記事が掲載された。その男の名はビル・エアーズ氏。ベトナム戦争当時、米連邦議会や国防総省、警察署などで数々の爆破事件を起こした極左過激組織「ウェザー・アンダーグラウンド」の主要メンバーだった人物である。

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Homeland Security committee chair wants Obama-led coalition to battle terrorists in Syria テロと戦う米主導の新連合創設を要請-国安全保障委員長

House Committee on Homeland Security Chairman Michael T. McCaul called on President Obama to head a multinational coalition responsible for building an armed force capable of stamping out the “terrorist sanctuary” in Syria.

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Obama’s resolve to fight Islamist terror questioned after latest attack on U.S. soil オバマ氏のテロ対策に疑問

President Obama so far has escaped a Sept. 11-style catastrophe, but his time in office still has been peppered with terrorist-related shootings from Fort Hood to Benghazi, raising complex questions about this administration’s handling of the fight against Islamist terror and putting a spotlight on controversial domestic issues such as gun control.

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テロの脅威高まるフランス 警戒強める産業関連拠点

 革命記念日の14日、南仏マルセイユ近郊の石油化学工場で爆発が起き、テロ事件として捜査が進められている。今年1月にパリで発生した風刺週刊紙シャルリエブド編集部への襲撃など一連のテロ事件以降、イスラム聖戦主義過激派によるテロの可能性がフランスで最高度に高まっている。(パリ・安部雅信)

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Homeland Security panel passes bill creating one anti-terror office テロ対策部署の新設求める法案が下院委を通過

A key House panel passed legislation Wednesday that calls for the Homeland Security Department to create an office focused solely on countering violent extremism out of concern that the fractured program cannot effectively deter terror events from occurring within the U.S.

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「テロリストへの共感が欠如」

再考 オバマの世界観(1)

 オバマ米大統領の下で、世界における米国の指導力、影響力が急激に低下している。「世界の警察官」の役割を放棄し、国際問題への関与を減らす内向き姿勢が、中国やロシア、イラン、過激派組織「イスラム国」の増長を許している。国際秩序を不安定化させるオバマ氏の対外政策の背後にある「世界観」を再考する。(ワシントン・早川俊行)

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4ヵ国同時テロで117人死亡 動機はイスラム過激思想

 イスラム過激派による世界規模のテロが6月26日、多発した。仏とチュニジア、クウェートでは、カリフ制イスラム国家の樹立を宣言した「イスラム国(IS)」によるとみられる同時多発テロ。ソマリアでは、国際テロ組織「アルカイダ」系アルシャバーブによるシーア派モスクでの自爆テロだ。死者は4カ国で117人。実行犯は皆、イスラム過激派思想に染まっており、これを放置したイスラム指導者の責任は免れない。国際社会は、本腰を入れて、イスラム宗教思想の中にある暴力正当化の表現を除去する「イスラム宗教改革」を求めるべきだ。(カイロ・鈴木眞吉)

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テロに動揺するパリ市民

地球だより

 パリで1月にテロが発生して半年、またもフランスでテロ事件が起きた。1月にパリで起きたテロは、風刺漫画週刊紙シャルリエブドの編集部とパリ郊外のユダヤ食料品店が襲撃され計17人が犠牲となった。そして今回は仏南東部リヨン郊外の米系企業のガス工場で爆発テロが起き、1人が残虐な方法で殺害され、2人が負傷した。

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国際テロ検証、情報機関設置に着手せよ

 過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件の政府対応を検証していた委員会が「判断や対応に誤りがあったとは言えない」との報告書を発表した。「手前味噌的な内容」と非難する向きもあるが、反省すべき点はあるものの、おおむね妥当な内容である。

低烈度戦争次元の問題

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