ワシントン・タイムズ・ジャパン
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大量廃棄のホヤ、新メニューで食文化救う

「ほやほや屋」をオープンした佐藤文行さん=本人提供

 でこぼこした見た目から、「海のパイナップル」とも呼ばれる海産物「ホヤ」。東北でよく食されるが、水揚げから時間が経(た)つと独特な風味が強くなるため、地域によってはほとんど知られていない。

 東日本大震災前の2010年、ホヤの国内生産量は1万㌧を超えており、そのうち最大の産地、宮城県は84%を占めていた。その多くは国内より需要のある韓国へと輸出。韓国では一時期、宮城県三陸町のホヤがブランドだった。

 だが、大震災後、韓国が原発事故を理由に輸入を停止。その結果、国内で過剰供給状態となり、多くのホヤが補助金を使って廃棄されてきた。日本政府は15年に韓国の禁輸解除を求めてWTO(世界貿易機関)に提訴したが、19年4月、日本の逆転敗訴となる判断が下された。ホヤ養殖を廃業する漁師も後を絶たない。


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