ワシントン・タイムズ・ジャパン

時間つぶしも万策尽きた


《ソウル隔離生活体験記(7)》

隔離終わった途端にロックダウン?

【12月18日(金)13日目】

 ここ3、4日はパソコンで仕事をする以外、特にやることもなくなり、時間潰しも万策尽きた感がある。部屋のWi-Fiは通信状態が不安定で、1日に何度も接続し直さなければならい。不便だ。

ホテルの部屋の仕事スペース

ホテルの部屋の仕事スペース

 午前中、韓国の知人から電話が掛かってきた。「さぞかし退屈だろうけれど、時間があるのは羨ましいね~」と、慰めとも嫌味とも受け取れる話をしていた。普段働いているからこそ休みが貴重に感じるのであって、ただじっと時間が過ぎるのを待つのは苦痛だ。

 こんな事ならもっとたくさん本を持ってくれば良かったと後悔している。職場の同僚は「トルストイの『戦争と平和』でも読めば」なんて言ってくれたが、本当にそのくらい読めそうだった。

 仕方なく部屋のテレビでニュースやドラマを観る時間が多くなったが、ニュースはコロナの暗い話ばかりで気が滅入る。日本と同様に韓国の感染状況もどんどん悪くなっていて、毎日発表される全国の感染者数が3日連続で1000人以上となった。今は2週間の隔離生活で外との接触が遮断されているから大丈夫だろうが、解放されて外出するようになった後が心配だ。

 韓国に来てすぐソーシャル・ディスタンスが「2・5」に引き上げられたが、2週間足らずでもう「3」に引き上げることを検討中だという話をしている。部屋の窓から見える街の路地の様子もどことなく人影が減ったような気がする。

 隔離生活が終わった途端に「ロックダウン」なんてことにならなければいいが…。ソウル巣ごもり生活も余すところ1日だ。

(ソウル・上田勇実)

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