ワシントン・タイムズ・ジャパン
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同乗飛行機で感染者が出た!!


《ソウル隔離生活体験記(4)》

区役所からPCR再検査の念押し

【12月10日(水)5日目】

 朝、ニューヨーク在住の義妹から韓国人が最も多く使うコミュニケーションアプリ「カカオトーク」のショートメールが入った。電話に出ない妻の代わりに筆者に連絡してきたようだ。

 以下、そのやり取り。

筆者:実は今、仕事で韓国に来ていて14日間隔離生活をしている。

義妹:ええ、そんなに長いの? ちょっとひどいね。14日間というのは。

筆者:日本を出発前に空港でPCR検査で陰性の証明書をもらってきたのに、こっちに来てからも14日間で2度もPCR検査をしないどダメなんだって。

義妹:相当大事な要件でなければ韓国に行けないわね。14日間もどこにも行けないなんて韓国ほど厳しくやる国もないでしょう。

 ついこの間まで感染爆発の恐怖におののいたあのNYに住む義妹の目にも、韓国の防疫はちょっとやり過ぎと映ったようだ。ただ、韓国人に言わせれば、「だからこそ一定の抑え込みに成功しているのであって、他の国にとやかく言われる筋合いはない」ということなのだろうが。

筆者:そっちの状況はどう?

義妹:よくないの。まだロックダウンしている場所も多く、学校も子供たちを1週間に2、3日だけ登校させているのよ。アメリカも民主党の州は問題が多いわ。

筆者:(アメリカでも韓国でも民主党という名の政党はあまり好かれていないということか…ああ、日本もかつてそうだったな)くれぐれも気を付けてね。それじゃあ。

感染者が搭乗していた成田発仁川行の大韓航空704便の機内

感染者が搭乗していた成田発仁川行の大韓航空704便の機内

 午後、ホテルが所在するソウル市中区の役所から電話が掛かって来た。なんと日本から乗ってきた飛行機で筆者の座席の近くに座っていた乗客が感染したという。今のところPCR検査は陰性だが、14日間の隔離が終了する直前の検査を予定通り必ず受けるようにと念を押された。

 保健当局はその便の全搭乗客の足取りや居所の把握と個々の感染防止対策を立てるのにてんやわんやしているという。あるいはもう感染した人がいるかもしれない。その感染者に機内食のサンドイッチを渡したり、横を行った来たりしていたCAたちにとっても緊急事態だ。まさか自分のすぐ近くでこんなことが起きるとは驚きだ。

(ソウル・上田勇実)

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