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中央政府の「全面管轄権」宣言

普通選挙遠のき独立派台頭

 「この20年で香港経済はある程度成功したかもしれないが、政治は大失敗だった」。民主派の重鎮で2006年、香港行政長官選挙に立候補したことのある梁家傑氏(元公民党名誉主席)は、中央政府の裏切りで普通選挙の実現や政治改革が遅々として進まなかった実情を回顧する。

 香港の民主化は1980年代、中英協議でも争点となった。段階的な民主化を求める英国の要求を受け入れ、中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)は90年に採択した香港基本法(ミニ憲法)で、香港政府トップである行政長官を当初は業界団体の代表らによる間接選挙で選び、「最終目標は普通選挙(直接選挙)での選出」と明記した。

 しかし、弁護士でもある梁氏は「当時の中国側の実務を掌握していた魯平氏(中国国務院香港マカオ弁公室主任=当時)が“香港抜き”で中国の都合の良いように決め、結局は裏切った」と断じる。


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