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米の中東政策 影響力傷つけた優柔不断

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2015 世界はどう動く 識者に聞く(6)

元米国防副次官補 スティーブン・ブッチ氏(中)

 ――中東に対する米国の影響力がオバマ政権下で大幅に低下している。

 オバマ大統領は米国が中東で困難に直面しているのは、ブッシュ前大統領が中東の人々の感情を十分理解していなかったせいだと考えた。このため、オバマ氏は就任直後、イスラム世界や中東諸国に対し、過去に起きたことは誤りだった、今後は大国ではなく同等の立場で付き合う、という極めて謝罪色の強いアプローチを取った。

 だが、こうした融和姿勢は、中東では弱腰と見なされ、有益ではない。全ての中東諸国が強い米国、少なくとも断固とした態度を望んでいる。だが、オバマ政権は優柔不断な態度を取り、米国が中東で何をしようとしているのか分からないという不確実性を生み出してしまった。この不確実性と弱腰姿勢が米国の影響力を大きく傷つけたのだ。


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