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グローバリズムから家庭守れ

ナショナリズム再考

九州大学教授・施 光恒氏

英国の欧州連合(EU)離脱と「米国第一」を掲げたトランプ前米大統領の登場は、ポスト・グローバリズムの世界を目指す動きだったが、日本ではその意義が正しく議論されていない。

 日本でグローバリズムを批判すると、鎖国主義者、孤立主義者と受け止められる。だが、グローバリズムとは、国境や国籍を取り払い、画一的なルールに基づく世界をつくろうという話だ。これに対し、英国のEU離脱やトランプ氏の登場は、帝国主義的な秩序を脱して国民主権を回復し、さらに各国の多様な在り方を可能にする世界をつくろうという動きだった。

 従って、グローバリズムの反対概念は鎖国主義、孤立主義ではなく、「国際主義」なのだ。こうしたビジョンがあることを、トランプ氏が国連演説で残したことは、後に続く者にとって偉大な功績だろう。


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