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揺らぐ米中軍事バランス 抑止力強化は待ったなし

《 記 者 の 視 点 》

 米国防副長官を2014年から17年まで務めたロバート・ワーク氏と言えば、オバマ前政権で中国とロシアの軍拡に対抗するため、「第3の相殺(オフセット)戦略」を打ち出したことで知られる人物だ。

 相殺戦略とは、相手国軍事力の「量」の優位を、先端軍事技術による「質」の優位で相殺するという戦略である。米国は冷戦時代、ソ連の軍事的脅威を2度の相殺戦略によって抑止したことから、現代の相殺戦略が「第3」となるわけである。米軍の戦力投射を阻む中国の「接近阻止・領域拒否(A2AD)」能力によって厳しさを増す戦略環境を、技術革新で克服することに主眼を置いたのが、この第3の相殺戦略だった。


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