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自民と共産幹部が舌戦 激戦の沖縄1区

小泉進次郎の人気、志位和夫を圧倒

 総選挙は終盤戦を迎えた18日、候補者援で那覇市入りした自民党の筆頭副幹事長の小泉進次郎氏と共産党の志位和夫委員長が鉢合わせし、熱い火花を散らした。

演説する小泉進次郎氏=18日正午、沖縄県那覇市の久茂地交差点

演説する小泉進次郎氏
=18日正午、沖縄県那覇市の久茂地交差点

 小泉氏は10時50分ごろから沖縄本島南部の南風原(はえばる)町の交差点、11時45分ごろに那覇市の交差点で応援演説をし、「民主党では沖縄基地負担が実行されなかった」と指摘し、安易な野党共闘のスローガンに警鐘を鳴らした。

 小泉氏は「(自民党が下野した)8年前に何が起こったか」と問いかけ、国民が耳障りの良いマニフェストを信じた結果、鳩山政権が誕生したが、普天間飛行場(宜野湾市)は「最低でも県外、国外」と沖縄で演説しながら、「日米関係は悪化し基地負担は何も進まなかった」と指摘。「反対を言うのは簡単だが、形にすることは簡単ではない。具体的な(基地負担軽減の)形をつくることが必要」だと訴えた。

 小泉氏は冒頭、必ずと言っていいほど地域ネタを入れて聴衆の心をつかむ。南風原町では「南風原といえばかぼちゃ。日本一出荷が早く、気候と自然を生かした地域づくりをしている」と持ち上げた。演説中、救急車が通り過ぎると、「この音を聞くとウルトラマンを思い出す。ウルトラマンの生みの親は南風原出身の金城哲夫さん」と臨機応変に話し、交差点を埋め尽くした聴衆を沸かせた。

演説する志位和夫氏=18日、正午過ぎ、沖縄県庁前

演説する志位和夫氏
=18日、正午過ぎ、沖縄県庁前

 ほぼ同時刻、小泉氏の演説スポットからわずか200メートル離れた沖縄県庁前には志位氏がいた。憲法改正に意欲的な安倍晋三首相を念頭に「憲法9条を取り払えば海外での戦争が無制限に発生してしまう」と強調。「沖縄県民が求めたのは平和憲法ではなかったか」と訴えた。

 一緒に登壇した翁長雄志知事について志位氏は「保守と革新の垣根がない“市民”と野党の『オール沖縄』をつくり、この形が全国に広がっている」と高く評価した。
 沖縄1区は保守と革新の前職2人が激戦を繰り広げているが、演説会の人気では小泉氏が、志位氏を圧倒した。

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