ワシントン・タイムズ・ジャパン
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これで24年間続いた保守・左翼混在が解消した

 民進党のリベラル派のリーダーである枝野幸男代表代行が「立憲民主党」結成を表明した。
 これで保守政党が自民党、希望の党、維新の会、左翼政党が共産党、社民党、立憲民主党となり、政党は保守政党と左翼政党にはっきりと分かれた。
 保守と左翼の混在は1993年の細川内閣からはじまり、自民党が社会党と連携したりして、延々と民進党まで24年間も続いた。
 民進党が前原代表の政治生命をかけた努力の結果、保守と左翼のリベラル派が決別した。これで保守と左翼の混在が解消された。

 枝野氏がすぐに取りかかろうとしているのが共産党、社民党の両党との共闘「復活」である。これでリベラル派が左翼であることが国民も分かるようになるだろう。
 リベラル派の狙いは民進党の保守を左翼化していくことであった。それがうまくいったのは安保法案反対を民進党で決めたことである。次に、共産党との共闘を策略していたが、東京都議選で保守の都民ファーストが誕生したことで、リベラル派の策略が崩れていった。民進党の保守派が都民ファーストに流れて民進党は大敗したのだ。

 都議選で都民ファーストが大勝した影響で、共産党との共闘を目論む蓮舫代表に反発した保守議員の離党が続々と続いた。
 保守派がリベラル派と対決して、リベラル派を民進党から排除すればよかったが、リベラル派の理論と強引さに勝てる保守政治家はいなかった。だから、保守派の議員が離党していったのである。
 保守派の前原氏が代表となっても保守派の巻き返しは困難であった。そのような状況の中で突然の衆議院選挙である。リベラル派と決別するのには希望の党に入党する以外にはないと考えた前原代表は全員が合流できるような嘘をついてリベラル派を騙して希望の党への入党を一大決心をしたのである。前原代表の努力でリベラル派排除はうまくいった。

 リベラル派は、赤松広隆元衆院副議長らのように日教組や自治労など旧総評系組合が支持母体である。そのことは民進党の時は隠されていたが、保守のいないリベラル派だけの政党立憲民主党であるなら表面化していくだろう。
 共産党も社民党もそして立憲民主党も支持母体は日教組、自治労である。3党は支持母体が同じあり同じ左翼だから共闘するのだ。
 共産党の小池晃書記局長は、枝野氏の行動について「野党間で合意した中身と方向性は一致している」と述べているが、希望の党。維新の会が参加しない共産党、社民党、立憲民主党の共闘は野党共闘とは呼べない。それでも小池書記局長は野党共闘と呼ぶのだろうか。
 保守色もある民進党、自由党が参加していたから野党共闘のイメージがあったが、左翼の共産党、社民党、立憲民主党では野党共闘のイメージは失われるだろう。

 枝野幸男代表は、
「私の立ち位置の一つとして、働く者の立場、生活者、納税者の立場が立憲民主党においても立ち位置だ。神津(里季生)会長と(2日に)お会いした時には『ぜひご支援いただきたい』と話し、理解と賛同をいただけたと思っている」
と述べたが、笑わせる。
 共産党とは敵対関係にある連合が積極的に共産党と共闘しようとしている立憲民主党を支援するはずがない。立憲民主党を支援するのは日教組と自治労である。

 共産党、社民党、立憲民主党の共闘は野党共闘ではなくて左翼党共闘である。


「沖縄に内なる民主主義はあるか」より転載
http://hijai.ti-da.net/

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