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改憲すなわち初めての憲法づくり―99歳の中曽根元首相訴える

 久々の登場で会場の注目を集めたのは今月27日に99歳を迎える中曽根康弘元首相。「明治憲法は薩長同盟という藩閥政治の力の所産であり、現行憲法はマッカーサーの超法規的力が働いたということを考えれば、憲法改正は国民参加のもとに国民自らの手で国民総意に基づく初めての憲法を作り上げるという作業であることを自覚するものだ」と力強く訴え、喝さいを浴びていた。

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「新しい憲法を制定する推進大会」であいさつする中曽根康弘元首相=1日午後、東京都千代田区の憲政記念館にて。

 100歳を手前に、日本国の“悲願”である自主憲法制定に向けた炎はますます燃え盛っているようだ。

 中曽根氏が会長を務め、超党派の改憲派議員で構成する「新憲法制定議員同盟」主催の「新しい憲法を制定する推進大会」が1日、東京・永田町の憲政記念館で開かれた

 安倍晋三首相は自民党総裁としてあいさつ。「政治家は評論家ではないし、学者でもない。結果を出さなくてはいけない」「改憲の機運が高まってきた今だからこそ、柔軟性を持って現実的な議論を行う必要がある」とし、国会の憲法審査会で具体的な議論を行うために自民党がリードしていくとの覚悟を示した。

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「新しい憲法を制定する推進大会」であいさつする中曽根康弘元首相=1日午後、東京都千代田区の憲政記念館にて。

 大会ではこのほか、自民党や公明党、民進党、日本維新の会、日本のこころなど超党派の改憲推進派の議員があいさつした。

 大会は最後に「主権者国民は、いつの間にかこの憲法制定権を行使する機会から遠ざけられていたが、今の国会の状況は、その行使の手段としての国民投票を実現させることを可能にしている。この機を逃す手はない。一日も早く主権者たる国民に主権を行使して頂き、民主主義国家としての成熟度を一段と進める機会となることを期待したい」とする決議を採択した。

(宗村興一)

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