ワシントン・タイムズ・ジャパン

朝鮮戦争 安保理勧告に応じた多国籍軍

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詳解 集団的自衛権 安保法制案の合憲性(8)

日本大学名誉教授 小林宏晨

 集団的自衛権の最も典型的な用例として、朝鮮戦争と湾岸戦争を上げる。

 朝鮮戦争は、1950年6月25日、中華人民共和国ではなく、中華民国(台湾)が国連代表であることをソ連が不満として、国連安全保障理事会をボイコットしている最中に勃発した。米国はこの間隙をぬって、ソ連抜きの4常任理事国(米、英、仏、中華民国)で、三つの安保理決議を成立させた。

 6月25日決議 この決議で注目される点は、安保理が「武力攻撃」を指摘することによって暗黙裡に安保理の要請に応ずる加盟国の行動が国連憲章第51条(自衛権)下の行動となる可能性を前提とし、さらにこの「武力攻撃」が「平和の破壊を構成する」と指摘することで、暗黙裡に国連憲章第39条(安保理の任務)に従った行動となる可能性を前提としている。


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