ワシントン・タイムズ・ジャパン

立憲民主党の代表・泉健太氏に政権を担うに足るのか

 他の三人が代表になれば、書く必要はないと思っていたのですが、いちばんなってほしくない泉健太氏が立憲民主党の代表になってしまいました。

 なぜか?

 それはテレビ映りがいいからです。

立憲民主党の枝野元代表(左)と泉健太新代表(右)

立憲民主党の枝野元代表(左)と泉健太新代表(右)

 受け答えを見ていても、なかなか好感が持てる政治家だと思います。年齢も47歳で8期の当選を誇るなどリベラルが多い京都でも強い人気を誇っているようです。

 こういう人が一番怖いのです。表面はやる気満々の若手政治家で、なんとなく革新的なイメージを持ち、清潔感があり、女性に人気があるのですが、政策を見れば見事にあっち側です。

 女性天皇賛成、夫婦別姓賛成、同性婚賛成、LGBT法案賛成、外国人労働者を受け入れ賛成、核武装反対、原発反対、憲法9条への自衛隊明記反対等々、日本という國體を全く無視するような政治家です。

 以前、岸田総理を評価した時に、同じ政策が多く、立憲民主党と連立を組めると言い切っています。

 人当たりが良く、いろんな交渉事が上手なように見えます。

 しかし、所詮は立憲民主党です。

 国家安全保障という概念は抜け落ち、国家の運営という責任を担うことはできないと思います。

 というのも、代表選に出た4人をそれぞれに役職に就け、西村ちなみ氏を幹事長に起用していることです。何か八方美人的な空気を感じますが、皆さんはいかがですか?

 このご一番のネックになるのが共産党の連携問題だと思います。

 泉代表自体は共産党との選挙協力にとても疑問を持っているように見受けられます。それは自分自身が選挙に強いから。

 別に共産党の票が入らなくても選挙では強さを見せ、自民党の木村氏(公明党推薦)を比例復活できないほど大差で破っています。

 ということは、自分自身は共産党をあまり必要としていないのですが、党内では個人選挙区では約1700万票(約3割)を取り、個人選挙区の議席を伸ばしていますが、比例区では1100万票(約2割)の得票総数しかなく、議席も減らしています。

 つまりこれを見ると一長一短あり、一概に共産党との選挙協力は無駄ではなかったと分析もできます。

 そこで泉氏の決断力だと思います。

 私たちからすれば、共産党と連携するような党は信用できない、最も初めから立憲民主党など信用していませんが、と思っているのですが、リベラルというよりも日本の本当の良さに気づいていない人たちがこんなに多くも投票しているのかと思うと気が重くなります。

 そしてテレビしか見ない、目の前の生活しか考えない層がテレビうつりの良い泉代表に騙されるのではないかと危惧しているのです。

 次の参議院選挙、もし今まで通り共産党と選挙協力をする道を選べば、私たちとしての論点が明確になるのでとても与しやすいと思うのですが、もし、鳩山由紀夫が無責任な立場でいうように表面に出さないで秘密裏に提携するようになれば、とてもたちが悪くなります。

 しかし、選挙協力をしないと明言したら、今度は共産党が怒り、思いっきり参議院選挙で立憲民主党の足を引っ張り、泉代表を引きづり降ろすことにもなるでしょう。

 この共産党という選挙協力問題がとても面白い結果につながると思っています。

 共産党とこのままいけば、支持母体の連合から大きな反発があり、連合を玉木氏の国民民主党が取り込めば、またコップの中の嵐になることでしょう。玉木氏がどこまで左派保守層を取り込めるかが今後立憲民主党が脅威になるのかどうかの問題になってくると私は思っております。

 ただこの泉代表がしたたかなのは、原子力発電に関して反対と言っておきながら、予備電源という意味で少数の稼働は認めるような玉虫的発言もしており、枝野のような四角四面の硬直した思考ではないことが私は怖いのですが、左巻きの方はどうそれを受け取るのかがとても興味深いと思います。

 この泉代表は枝野氏よりも圧倒的人気になるでしょうが、立憲民主党が共産党と手を切ることは不可能だと思いますので、今後ますます立憲共産党への道をまっしぐらだと思います。

 なぜなら、立憲民主党の議員のほとんどは政権奪回だけが目的であり、目標です。ですから10年程前に民主党が政権を取った時と同じで政権を取っても何もできないでしょう。

 勉強不足だし、真剣に日本のことを考えていないから。ただ暇に任せて選挙区をこまめに回っているだけです。次の選挙のために。

 そして何より、立憲民主党には喧々諤々の意見を戦わせる自由も風土もないからです。

 民主主義の基本は議論です。そしてお互いが納得して時は我慢をして受け入れたらそれに従うのが民主主義の基本だと思っていますが、いらないものは切り捨てる傾向の強い立憲民主党に明日はないと思っております。

 意見を戦わせるのはより良い日本を作るためであり、一政党が政権を取るためではないはずです。そこを有権者もしっかりと見て行く必要があると思いませんか?


「井上政典のブログ」より転載
https://ameblo.jp/rekishinavi/

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