ワシントン・タイムズ・ジャパン

大宏池会の「見えざる手」 茂木敏充、林芳正という二頭立て

髙橋 利行

 永田町には「見えざる手」が存在する。昔は永田町のあちこちに逼塞(ひっそく)している闇将軍・田中角栄の息がかかった「隠れ田中派」が「いざ鎌倉」となると親分の意のままに動いたものである。表舞台で派手に立ち回る面々ばかりに気を取られていると、いつの間にか流れができてしまっている。それが田中角栄の恐るべき力の源泉であった。

 ひ弱な宰相・岸田文雄は衆院選を勝ち抜いたことでひと皮剥けた。その刹那(せつな)、いままで遠心力で「分裂」含みだった宏池会系列の派閥のベクトルが、一転して求心力に変わったのである。大宏池会だとか中宏池会だとかいう体裁はともかく阿吽(あうん)の呼吸で、事実上、宏池会は再結成されたのである。


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