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「逆ギレの立憲民主党」質問通告遅れを政府に責任転嫁

 立憲民主党といえば、先週の『「審議拒否」報道に立憲・村田氏ら「常套句」と逆ギレ』でも報告したとおり、「悪い意味で」話題に事欠かない政党です。その立憲民主党の安住淳・国対委員長は28日、NHKの番組で野党の質問通告の遅れについても、「陳腐な話」などと逆ギレしたそうです。立憲民主党がこういう体たらくであれば、自民党政権は安泰なのでしょうか。こうしたなか、個人的に注目しているのは、菅総理の訪米直後に「解散風」が吹くのかどうか、という論点です。


●審議拒否を「常套句」と逆ギレした立憲民主党
 現在の日本の最大野党といえば2017年秋に結党され、昨年9月にさらに「再合流」した立憲民主党ですが、それと同時に、何か目立った事績は見当たりません。それどころか、なにか気に喰わないことがあれば「審議拒否」を連発する政党としても知られています。

 こうしたなか、『「審議拒否」報道に立憲・村田氏ら「常套句」と逆ギレ』でも紹介したとおり、メディアによる「審議拒否」という報道に対し、立憲民主党の村田蓮舫代表代行や安住淳国対委員長らが「逆ギレ」した、という話題もありました。

 村田参議院議員のツイートと、安住氏の発言を報じた産経ニュースのリンクを再掲しておきましょう。

蓮舫@RENHO・立憲民主党


何度も言います。/この事態を「野党、審議拒否」と言うメディアの緩み。/条文も、審議参考資料にも間違いがあり、このままでは国会審議に大きな影響が出ます。与党も政府の問題との認識を共有しています。/なぜ、常套句のような見出しなのでしょう。/国会で間違った審議を経た法律は国民に影響します


―――2021年3月24日 16:43付 ツイッター

 村田氏は「審議拒否」を「常套句」と批判したほか、産経ニュースによると、安住氏も「一部のマスコミは『審議拒否』と何十年も前からの常套句を使う」、「工夫しろと言いたくなる記事がたくさんある」などと述べたのだそうです。

 村田さんや安住さんには大変申し訳ないのですが、「審議拒否」は立憲民主党を批判するための「常套句」なのではなく、立憲民主党の「常套手段」なのではないかと言いたい気持ちでいっぱいになります。

●安住氏が質問通告遅れを「陳腐な話」と論点ズラす

 そんな立憲民主党は、話題には事欠きません。

 昨日の『支持率回復の一方で内閣不信任案を準備する立憲民主党』でも紹介したとおり、その安住氏は28日、NHKの番組に出演し、内閣不信任案を「長期自民党政権に対するわれわれの考え方を伝える重要な方法のひとつ」と述べ、準備していることを明らかにしたそうです。

 内閣不信任案自体がひとつの手段となってしまっているというのも、本末転倒ですね。

 だいいち、自民党に長期政権を委ねて来たのは私たち日本国民の選択の結果です。

 個人的に、自民党が素晴らしい政党だとは思いませんが、国政政党としての責任を果たそうとしない立憲民主党の態度を見ていると、やはり一種の「消去法」として、自民党が選択され続けているのもやむを得ない話ではないかと思う次第です。

 これに加え、昨日は紹介しなかったのですが、おそらくは同じ番組でしょうか、安住氏は立憲民主党議員の質問通告の遅れによる官僚の過重労働を「陳腐な話」などと述べたのだそうです。

 産経ニュースによると、安住氏は28日、NHKの番組で、「長時間労働が問題視されている官僚の勤務時間削減のためにも国会議員は省庁への質問通告の締め切りを守るべき」とする考え方に対し、次のように異論を述べたそうです。

「(官僚の)過重労働は国会議員の質問(通告)が遅いからというのは陳腐な話だ。官僚をあまり美化してはいけない」。

 その理由について、安住氏は「議員のほうが行政府をチェックする手段が少ない」、「実際に出してくる(公)文書だって黒く塗っているやつばかりだ。透明性をもった開示をすれば、議論も進む」などと述べたのだそうです。

 ここで注目に値するのは、「質問通告が遅い」ということを、安住氏は決して否定していない、という点でしょう。つまり、質問通告が遅いことを「官僚のせいだ」と責任転嫁しているわけです。

 安住氏の発言が、この産経ニュースの報道どおりだとしたら、これはとんでもない話です。「(政府が)透明性を持った開示をするかどうか」と、「(野党議員が)時間通りに質問通告をするかどうか」は、本来、まったく無関係だからです。

 一事が万事、こういう姿勢を続けるからこそ、自民党が選挙で勝利し続けているのかもしれませんね。

●総理訪米直後の解散総選挙も

 さて、昨日の『支持率回復の一方で内閣不信任案を準備する立憲民主党』では、直近の内閣支持率、政党支持率などの話題を取り上げたのですが、さっそく、こんな動きが出て来ました。

衆院解散議論?広がる臆測 首相、安倍氏と半年ぶり会談


―――2021年03月30日07時09分付 時事通信より

 時事通信の今朝の報道によると、菅義偉総理大臣は29日、安倍晋三総理を衆院議員会館の事務所に訪ね、約50分間、2人きりで対話したそうです。

 もちろん、何について会話を交わしたのかについて、その詳細は明らかではありませんが、時事通信は「自民党内では『衆院解散も話題に出たのではないか』との憶測が広がっている」と報じています。これが記事タイトルの「衆院解散議論?」の意味でしょう。

 時事通信によると、菅総理が安倍総理と「サシ」で会ったのは昨年10月1日以来のことだそうですが、折しも先週、2021年度予算も成立しましたし、どのみち、衆院は今年10月で任期満了を迎えますし、安倍総理の当初の任期だった今年9月には再び自民党総裁選も行われます。

 表向きは4月の菅総理の訪米に関する準備なのだそうですが、安倍、菅両総理の「サシ」の面談で、むしろ解散総選挙が話題に出ない方が不思議です。

 また、コロナ緊急事態宣言の解除の直後というタイミングでもあるため、あくまでも個人的な印象に基づく憶測ですが、もしかすると、菅総理は4月の訪米を終え次第、すぐにでも解散総選挙に踏み切るのかもしれません。

●日本の政治を悪くしている最大の犯人

 さて、いつも報告している話ですが、選挙とは「素晴らしい候補者群のなかから、自分にとっての理想的な政治家を選ぶプロセス」ではありません。寂れた食堂街で空腹を満たすためにどうしても食事をしなければならないときに、一番マシなレストランを選ぶようなものです。

 正直、その食堂街で食事をしたくもないという人もいるかもしれませんが、食事をしなければ空腹が満たされません。だからこそ、高くて不味くて時々食中毒事件も発生する「自民党食堂」を選ぶしかない、というわけです。

 では、これについて自民党に悪口を言うのは正しいのでしょうか。

 結論的にいえば、それは間違っています。

 なぜ「高くて不味くて時々食中毒事件も発生する」ような「自民党食堂」が人々から選ばれ続けているのかといえば、結局、日本共産党や立憲民主党のような「食事が出てこないレストラン」、「毒物を提供するレストラン」、「不潔なレストラン」を選ぶ国民もいるからです。

 このような政党が生き残っている限り、多くのまともな日本国民は自民党を選ぶしかありません。

 その意味で、日本の政治を悪くしていることに対し、本当に責任があるのは、偉そうに「投票する政党がない」だの、「選挙で棄権すれば良い」だの、酷い場合には「(投票所に行って)白紙を投票すれば良い」だのと無責任なことを言い放つ国民です。

 敢えて申し上げます。

 日本の政治を悪くしているのは、そういう無責任な有権者なのです。


「新宿会計士の政治経済評論」より転載
https://shinjukuacc.com/20210330-02/

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