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立憲民主党とは「高くて不味くて不衛生なレストラン」

 もしもあなたが空腹で、寂れた食堂街でどこかの店を選んで入らなければならないとしたら、どこを選ぶでしょうか?「高くて不味い店」を選びますか?それとも「高くて不味いだけでなく、不潔で不衛生な店」を選びますか?答えは見えているのではないかと思います。本稿では昨日の『立憲民主党が一生懸命に「スキャンダル追及」した結果』で取り上げきれなかった論点をいくつか紹介しておきたいと思います。


●立憲民主党「頑張ってスキャンダル追及します!」

 昨日の『立憲民主党が一生懸命に「スキャンダル追及」した結果』、現在の最大野党である立憲民主党に対する支持率が伸び悩んでいるという話題を取り上げました。同党が2017年秋の結党以来、一生懸命にスキャンダル追及に精を出しているにも関わらず、です。

 改めて、立憲民主党の事実上の「前身」である民進党時代から時系列でざっと振り返ってみても、具体的には次のような具合です。

・森友学園問題(2017年2月頃~)
・加計学園「問題」(2017年5月頃~)
・財務省公文書偽造問題(2018年3月頃~)
・財務省事務次官セクハラ疑惑(2018年4月)
・「桜を見る会」問題(2019年11月~)
・安倍総理秘書収支報告書未記載問題(2020年11月~)
・菅総理長男総務省官僚接待問題(2021年2月~)

…。

 そもそも加計学園「問題」は「問題」ではない
このうち、加計学園「問題」にカギカッコを付けている理由は、加計学園「問題」とされるものが、実際には加計学園側に落ち度はいっさいないからです。マスメディアのセンセーショナルな報道などをもとに、やや乱暴にこの問題を定義すれば、次のようなものでしょう。

 「安倍晋三(氏)が内閣総理大臣としての地位を悪用し、個人的な友人である加計孝太郎(氏)が経営する学校法人・加計学園に違法な便宜を図り、本来なら法律で禁止されているはずの獣医学部の設置を無理やり認可させた問題」。

 しかし、そもそも論として獣医学部の新設を禁止した法律というものはありません。

 そこにあったのは、法律で禁止されているわけではないにも関わらず、文部科学省が特定の学部の新設を受け付けないという趣旨の文科省告示であり、その意味で、「違法行為」があったのは加計学園側ではなく、むしろ文部科学省の側ではないかという疑いもあります。

 また、文科省の違法行政の疑いもさることながら、加計学園が獣医学部を新設するに当たって利用したのは国家戦略特区の枠組みであり、そこには何ら違法性はありません。ましてや、安倍総理が違法行為を行った証拠などまったく出てこないのです。

 それどころか、国家戦略特区の枠組みでの獣医学部新設すら妨害した文科省、行政手続を歪めた前川喜平元文科省事務次官、地方創生担当相時代に「石破4条件」と呼ばれる条件を設けた石破茂氏など、調べていけばむしろ、問題を追及する側などに問題がボロボロ出てくる始末です。

そういえば、現在の国民民主党の党首である玉木雄一郎氏にしたって、当時、獣医師会の関連団体から100万円規模の献金を受けていながら、国会で獣医学部新設に反対する立場から質問を行ったことについては、いまだに本人からきちんとした説明はなされていません。

●そもそも問題追及がブーメランに!

 また、そのほかの「問題」も、これを政権批判と絡めることに、かなりの無理があります。

 財務省公文書偽造問題は、「大阪の国有地払い下げの経緯に関し、財務省が政府にウソの説明をしていたのを隠蔽した問題」と考えることができますし、「財務官僚セクハラ疑惑」も「官僚の」不祥事であって「政権の」不祥事ではありません。

 さらには、「桜を見る会」問題では、あれだけ大騒ぎして、結局は「前夜祭」における公設第1秘書の政治資金収支報告書の記載漏れに留まりました。つまり、「前夜祭」での事務所からの経費支出に対し、「違法性あり」とした立件ができなかったのです。
 だからこそ現在、菅義偉総理大臣の長男による総務省官僚に対する「高額接待問題」を追及しようとしているのですが、結局は不発に終わり、そこから「NTT関係者の総務官僚や歴代総務大臣に対する接待問題」にゴールポストを動かして追及する始末。

 ところが、「総務官僚に対する接待」を巡っては、今度はNHKの役員が1人あたり年間100万円の交際費を使っていた問題(『なぜか「NHK百万円接待疑惑」を追及しないメディア』)を筆頭に、疑惑がマスメディアに飛び火。

 さらに、NTT幹部の接待問題は野党などにも波及している状況です。

■維新・足立氏、NTT幹部との会食「まず野党が公開すべき」


―――2021.3.16 17:07付 産経ニュースより

 まさに、ブーメランそのものですね。本当にお粗末としか言い様がありません。

●産経ニュース「ムネオ節炸裂」

 こうしたなか、産経ニュースに昨日、こんな記事が出ていました。

 日本維新の会の鈴木宗男氏が18日、参院予算委員会で「ムネオ節を炸裂させた」のだとか。

 具体的には、立憲民主党の小西洋之氏が10日、同じく参院予算委員会で質問に立った後輩議員に対し、「ウソでも良いから(質問)通告したと言えば良い」などと発言した件を巡り、山本順三委員長に問題提起した、というものですが、それだけではありません。

 小西氏や同党の森裕子参院幹事長らの官僚などに対する激しい言動を「限度を超えている」と述べたところ、「議場は『ムネオ節』に騒然とした」、というのが産経ニュースの報道の概要です。

 ムネオ節が良いのかどうかはともかくとして、たしかに立憲民主党議員のダブルスタンダードぶりは目に余るものがあります。

 昨日の『立憲民主党が一生懸命に「スキャンダル追及」した結果』でも触れましたが、「武田総務相が議場でこう発言した、していない」を巡って「専門家に声紋鑑定を依頼する」などと述べたくらいですから、当然、自党の議員の問題発言については然るべき罰を与えるのが筋でしょう。

 それなのに、小西議員の「ウソでも良いから」云々の発言はスルーして、「声紋鑑定」までして与党・閣僚の「失言」(?)をことさらに責め立てるのは、どう考えてもフェアではありませんし、また、生産的でもありません。

 コロナ対策、中国海警法対策、経済浮揚策など、国会で議論しなければならないことはいくらでもあります。総務省に関していえば、電波行政の透明性の確保や電波オークションの検討、NHK問題の追及など、立憲民主党が本来ならば国民に訴求できるネタなど、いくらでもあるでしょう。

 それなのに、「森友学園」だ、「加計学園」だ、「桜を見る会」だ、「総務省接待疑惑」だと、非生産的で後ろ向きな質疑に精を出しているというのも、何やら滑稽です。

●自民党は不味くて高いレストラン、立憲民主党は?

 もちろん、当ウェブサイトでは、自民党のことを絶賛するつもりは毛頭ありません。

 というよりも、自民党は大変に酷い政党だと思います。レストランにたとえるならば、「高くて不味いレストラン」、といったところでしょう。

 ところが、立憲民主党は、レストランにたとえると、「高くて不味い」だけではなく、「不衛生で不潔」、「食材が腐っている」、「食中毒を発生させる」、「注文と違う品を持って来て客に対して逆ギレする」ようなレストランです。

 しかも、店頭でもチラシでも、自店のウリとなるメニューよりも、隣のレストランの悪口ばかり書いているようなものでしょう。これだと客が寄り付くはずなどありません。

 もっとも、結局のところ、立憲民主党のような政党をのさばらせている点に関しては、私たち日本国民にも重大な責任があります。

選挙とは、「素晴らしい候補者の中からさらに理想の人物を選ぶプロセス」ではありません。

 さびれた食堂街でどうしても食事をしなければならないときに、一番マシなレストランを選ぶしかないのですが、その際、立憲民主党や日本共産党などの「毒物を提供するレストラン」を淘汰しないのは、「消費者」たる私たち日本国民だからです。

 結局、日本という国についても、私たち日本国民が有権者・消費者として、「選挙では必ず投票する」、「おかしな報道を垂れ流す新聞は買わない」、「おかしな報道を垂れ流すテレビは視聴しない」を地道に実践し続けることでしか良くならないのだと言わざるを得ません。

 当ウェブサイトを継続する限りは、そのことをしつこいくらいに申し上げていきたいと思う次第です(※個人的に、当ウェブサイトをあとどのくらい続けられるのかはわかりませんが…)。


「新宿会計士の政治経済評論」より転載
https://shinjukuacc.com/20210319-03/

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