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「背水の陣」の賭け、連立が破綻すれば天下騒乱

髙橋 利行

 「一強」を誇示している自民党の力の源泉も、突き詰めると、20年にわたる公明党との連立にある。「尾っぽ」が頭を振り回すリスクはあるが、小さな政党が味な力を発揮する。それが連立の妙味である。自主憲法制定を党是とする自民党と、平和と福祉を理念とする公明党だから、いささか「保守」の旗幟(きし)はぼやけるが、揺るぎない「政治の安定」は間違いなく、この両党の連立が齎(もたら)したものである。

 その自公連立が揺らぎ出した。衆院広島3区の候補擁立をめぐる前兆に永田町は慄(おのの)いている。今までなら揉(も)めて破局を迎えるのは野党だった。3年前、「希望の党」を率いた小池百合子(東京都知事)が民進党との合流に動き、あわや政権交代かというすんでのところで「安全保障、憲法改正で一致しない人は公認しない」と「排除の論理」を突き付け、希望の党が分裂し、自民党は危うく難を免れた。


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