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“戦後”の安住やめ未来に備えよ

田村 重信氏

拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー 田村重信氏

 日本国憲法の最大の欠陥は、有事や非常事態に関する規定がないことだ。戦争になった場合、あるいは今回のような新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)するパンデミックにどう対処するかという規定はまったくない。

 諸外国の憲法には軍隊の規定があり、国民の安全を守るため緊急時の原則的な対応が明記されている。それが世界の常識だ。

 憲法に緊急事態の規定がないため、日本の危機管理に関する法律は常に後手に回り、実際に危機が起きて被害が出てからでないと整備が進まなかった。最初にできた災害対策基本法も、1959年の伊勢湾台風で5000人の命が奪われてやっと制定された。

 今回は新型インフルエンザ等対策特別措置法を改正して対応しているが、その限界は明らかだ。


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