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コロナ禍で激発した「遺恨試合」

髙橋 利行

首相“退陣意向”表明が裏目に

 疫病、恨み、嫉(ねた)み、憎しみ、遺恨、私利私欲、悪巧みなど、この世に蔓延(はびこ)る、あらゆる「災い」は、ギリシャ神話に拠(よ)れば、全能の神ゼウスが地上に寄越(よこ)した「パンドラの箱」を開けてしまったせいらしい。現代の世界を覆う差別、貧困、格差、分断から核や細菌兵器、あるいは、神の領域にまで踏み込んだと言われるゲノム解析なども「災い」の類いなのか。長い時を経て「変異」したせいなのか。

 いま、新型コロナウイルスに地球は丸ごと汚染されている。大量の感染者に死者も続出している。医療は崩壊、もしくは崩壊寸前に追い込まれ、通勤通学はおろか外出もままならない。国と国との交易、往来も閉ざされ不況は深刻化するばかりである。世界は何世紀も前に戻ってしまった感がある。グローバル化が為(な)す術もなく崩れていく惨状を見るにつけ「パンドラの箱」を開けてしまった愚かさを呪わずにはいられない。


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