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「トンネルの岸田」の真骨頂、信頼が厚く遠からず出番も

髙橋 利行

 いつものことながら参院選を控えた通常国会の会期末は荒れる。選挙を有利に運ぼうとする政党の思惑が激突するからである。それに刺激されるわけではあるまいが、熱い熱い全国高校野球が始まる。球児たちの純粋なプレーは、浮き世の憂さを洗い流してくれる。高校生離れしたスターが生まれるし、毎年のように悲嘆に暮れる場面も現出する。敗れたチームの選手たちが甲子園の土を持って帰る光景にも胸が熱くなる。

 何も甲子園に出場しなくても野球というものは若者の心に青春時代の思い出を深く刻み込む。遥か昔、開成高校野球部に「トンネルの岸田」と揶揄された選手がいた。強烈な打球が飛んで来る三塁やショートというホット・ポジションをカバーする二塁を守っていた。野球に詳しい仲間に尋ねると、一見易しいようだが、全体のプレーを眺めつつランナーを封殺したり守備陣へ指示を出す。細かく神経を使う難しいポジションだそうである。


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