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丸山穂高議員の戦争発言と国際社会の現実

■戦争発言で批判される。

 丸山穂高議員は戦争発言で批判された。日露交渉を妨害する発言として批判され、戦争を口にしたことで悪とされた。国際社会では政治の延長として戦争があり、戦争は政治の手段の一つ。外交交渉で解決できない場合は、戦争を用いて解決するのが国際社会。

 丸山穂高議員を批判する者たちは国際社会を知らない。国際社会の現実を知らなければ竹島は韓国領になり、北方領土はロシア領になる。年数経過により日本の領有権が失われることを知らない。だから丸山穂高議員を安易に批判する。竹島・北方領土が日本領だと言うならば、国際社会の現実を理解すべきだ。

■実効支配

 国際社会では国内の法律は適用されない。国内では土地の所有権は法律で保護される。だから何十年連絡が取れなくても、土地は法律で保護される。だから無断で土地を売り買いできない。

国内:秩序の中の無秩序を警察が担当する。 →治安維持(善悪論)→ハッピーバランス
国外:無秩序の世界に軍隊が秩序をもたらす。→勝利(強弱論)  →パワーバランス

 国内では善悪論だが国際社会では強弱論。今の平和は強国の論理。国連は第二次世界大戦の戦勝国が現状維持するための組織。だから国連の平和とは戦勝国のため。国連の国際条約は全ての国が対等ではなく強国のための条約。

 国内で領土の証拠があったとしても、国外では実効支配している国が領有権を持つ。これが国際社会の現実。何故なら、そうしなければ世界は戦争が絶えない。国際社会は理屈ではなく経験則を優先し、実効支配している既成事実を優先するようになった。

■竹島と北方領土

 日本は竹島と北方領土で領土問題を抱えている。日本は外交交渉を優先し軍事力を背景にした外交を行わない。戦後日本では反戦病が蔓延した。さらに、理解できないことは悪であり理解できるものは正義と言う安直な考え方が横行。

 これで全ての戦争が悪と断定され、独立戦争や国家主権を守る戦争すら悪にされた。国際社会では国家主権を守る戦争は善なのだが、日本では理解されず悪と断定。これで延々と外交交渉が継続している。

 外交交渉をするのは良いのだが、「いつまで」の期限が必要。そうしなければ実効支配している国が領有権を持つことになる。韓国・ロシアは知っているから話し合いの継続を求めている。

 ロシアが外交交渉中断を臭わせると日本人は大慌て。粘り強い交渉で領土が戻ると考えているからだ。丸山穂高議員が北方領土を戦争で奪還する発言をしたらロシアが不快感を示した。すると日本国内では丸山穂高議員を批判。日露外交交渉を妨害したと批判され、維新の会の代表がロシア大使館に謝罪に行く情けなさ。

 これは国際社会の現実を知らない日本人の典型例。この様なことをすることは、竹島・北方領土を捨てる売国奴だと理解できない。

■外交交渉で使う武器

 外交交渉で北方領土を奪還するならば、何故返還させる交渉をしないのか? ロシアに返還を求めても、ロシアは既成事実を悪用してロシア領にするだけ。

 国家の命運は国家体制の変更で終わる。ソ連は1991年に崩壊。現ロシアは1991年の建国。つまり現ロシアは第二次世界大戦の戦勝国ではない。だからロシア政府が主張する「第二次世界大戦の結果を認めろ」発言は無価値。

 ロシアは嘘を言っておらず、知らない日本人が勘違いするだけ。現ロシアは1991年の建国だから、北方領土に居座っているだけ。

 さらに戦争は宣戦布告で始まり講和条約で終わる。戦争の期間は宣戦布告(1941.12.8)から講和(1951.9.8)までの約10年間。

宣戦布告:戦争の開始
 戦争=戦闘+占領
講和条約:戦争の終了

宣戦布告  :戦争開始(1941年12月8日)
 ↓
決定的敗北 :マリアナ沖海戦(1944年6月19日から20日) 
 ↓
仮休戦開始 :1945年8月15日(ポツダム宣言・条件付き降伏)
 ↓
休戦正式開始:1945年9月2日(ポツダム宣言・条件付き降伏)
 ↓
サンフランシスコ講和条約:戦争終了(1951年9月8日)・軍事
            :効力開始(1952年4月28日)・外交

 戦争は1951年のサンフランシスコ講和条約で終わった。この段階でGHQによる占領政策が終了。これにより旧宮家・大日本帝国憲法・内務省・日本軍は戦前の状態に戻る。これは日本の自由。つまり領土も戦前の状態に戻るのです。

 北方領土は北方四島だけではない。南樺太・北方四島・千島列島が北方領土。南樺太と千島列島はサンフランシスコ講和条約で帰属が定まっていない。

 「帰属は定まっていない」

 これを無視してはいけません。そして、サンフランシスコ講和条約にソ連は参加していない。そうなればソ連が南樺太・北方四島・千島列島の主権を主張することはできない。

1:国家体制の変更で現ロシアは無関係
2:サンフランシスコ講和条約の成立と帰属は定まっていない

 日本がロシアと外交交渉をするならば、この2点を武器にすべき。だが日本は外交交渉で使える武器を使わない。外交交渉で奪還するならば使うはずの武器だ。丸山穂高議員の戦争発言を批判する前に、このことを理解すべきだ。

■日本人に告げる

 理解できることは正義で、理解できないことは悪と言う安直な善悪論を捨てよ。国内と国外の区別を付けて考えるべきだ。国際社会では国内の考え方は通用しない。このまま放置すれば竹島は韓国領になり北方領土はロシア領になる。

 日本人として竹島・北方領土を取り戻すならば、外交交渉は期限付きで行うべき。さらに外交交渉で使える武器を交渉で使うべき。真に外交交渉で奪還するならば、このコラムに賛同するはずだ。戦争はそれからで良い。何故なら戦争は政治の延長だからだ。

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