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    石平
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    長谷川 良 ...
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    丸山議員の発言は日露関係を傷つけるのか?

     丸山議員の発言が今まで築いた日ロ関係を傷つけるという意見があります。

     皆さんはどうお考えですか?

     私は外交上相手が嫌がる発言は効果的だと思っております。

     >>>引用開始

     <丸山議員発言、ロシア上院委員長が批判>
     ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長は13日、北方領土へのビザなし交流に参加した日本維新の会の丸山穂高衆院議員が「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と元島民に発言したことは
    「日ロ関係の流れの中で最もひどい(発言だ)」と述べ、批判した。モスクワで開催された日ロ知事会議の会場で記者団に述べた。
    コサチョフ氏は
    「そのような挑発的な発言ができるのは、存在する問題の解決を望まない人々だ」

    >>>引用終わり

     このロシアの上院委員長の発言でわかるように相当嫌がっています。

     まあまあといって愛想笑いをして外交をしてきたのが日本の外交です。そして日本の国益をどんどん侵害されてきたのです。外交官たちは自分のキャリアに傷がつかないようになあなあで交渉し、相手の思う壺にはまり込んでも日本国民にごまかして説明をしてきました。

     昭和27年1月に勝手に引かれた李承晩ラインにより竹島は韓国領だと言い張る韓国に不法占拠されました。

     昭和40年に日韓基本条約を締結する際に、この竹島の問題を棚上げして日韓両国で国交を結んだために現在までこの韓国による不法占拠が続いています。

     もしあの時にきちんと解決していたらこの問題は現在残っていません。孫子の代に禍根を残したのです。

     韓国内では竹島は最初に日本に侵略された韓国の領土と教科書などでも喧伝し、子供の時からこの領土問題を植え付けています。その深層心理の中に深く入り込んでしまった嘘を解消することは時がたてばたつほど難しくなってきます。

     日ソ中立条約も昭和16年4月25日から発効していますが、昭和20年4月5日には翌年期限満了となるこの条約をソ連政府は延長しない旨を日本政府に伝えています。

     日本政府は21年まではこの条約が有効だと考えていましたが、ソ連は通達した段階で破棄したものと同じだと考えているようです。

     ソ連はヤルタ会談でアメリカ・イギリスとドイツが降伏した3か月後に対日戦に参戦するという密約を交わしており、昭和20年の8月9日参戦しただけのことだとうそぶいているのです。

     でも、ソ連にしてみれば、条約を延長しないということはその時点でその条約は色あせており、敗戦間近い日本との約束より、今後の世界を牛耳る米国との約束を重視し、さらにアジアにおける覇権争いを鑑みてソ連は国益に則って行動しました。

     当時欧州にいた日本の駐在武官たちは本国にソ連が寝返るという内容の警告電報を何度も何度も打電しましたが、大本営はそれを無視し、こともあろうかソ連に和平交渉の仲裁を頼むのです。まさに泥棒に追い銭です。

     戦後は皆さんもご存知のように手かせ足かせをはめられ、国内では護憲派といわれる無責任な人たちが「ヘイワ・へいわ」とほざいていれば平和が実現すると盲信し、憲法9条のおかげで日本は戦争にならなかったと不都合な現実から目をそらしていたのです。

     でも、竹島も韓国軍が駐留し、国後・択捉島も大勢のロシア人がそこで生まれ、そこに住んでいるのです。

     時間を掛ければ話し合いで何とかなると思っているのは日本人だけで、どんどん既成事実が積み重なっているだけです。

     戦後どさくさに紛れて不法占拠した土地も、所有権は持たなくてもその土地に長く住んできた居住権が発生し、簡単に立ち退きをさせることができません。

     それを日本外交は戦後してきたのです。

     それは周辺諸国にとって喜ばしいことであり、とても好都合なことでした。

     それを素行には若干問題がありそうですが、若い国会議員が戦争をするくらいの気概をもって交渉しないと北方領土は取り返せないという趣旨の発言を仲間内でしたことが世間にさらされています。

     私たちも領土問題を議論をする際には必ず誰かが発言する内容です。当たり前のことだと思います。

     前述のロシアの上院委員長が不快感を示すということは日本にとって喜ばしいことであり、もともと軍事大国でロシアに勝ったこともある日本が経済力に加えて軍事力を持つことはロシアにとって不都合なことなのです。

     あの戦争も日本は軍事力だけで勝利したのではありません。帝政ロシアを取り巻く周辺諸国の状況を密に調べてそれに工作したのです。

     日本海海戦や奉天会戦の勝利だけでロシアは講和をしたのではありません。

     民間の交流ならみんなにこにこしながら楽しく愉快な時間を過ごせばいいのですが、国家と国家との外交はぎすぎすしながらもそれぞれの国の国益を考えながら丁々発止の交渉の末に合意すべきものなのです。

     民間の交流と外交を同じレベルに考えることが間違っているのです。

     元島民の方々が「戦争という言葉を出すと今までの交流が無駄になる」という趣旨のことを言われていますが、民間の交流はその通りです。

     しかし外交はにこにこ顔でするものではありません。特に領土問題、それも70年以上も経ってからの返還交渉は簡単なものではありません。

     本当に取り返す気持ちがあるのなら、戦争も辞さないという覚悟を相手に見せながら、経済で支援をするというアメと鞭をうまく使い分けながらしていくものだと思っております。

     ロシアの上院の委員長が不快感を示したことは軍事カードを日本が持ったらこの交渉が日本側にとってとても有効だということを示していることを日本国民が理解せねばなりません。

     全文を聞いたわけではありませんが、松井代表がロシアの人に申し訳ないという発言にはがっかりさせられました。

     丸山議員の素行の悪さや禁酒宣言を破ったことにより除名なら仕方ないと思うのですが、あの発言で除名なら唯一話し合いのできる野党と思っていた維新の会への信頼が揺るいだのは私だけではないと思います。

     軍事・外交の基本をもっと日本国民は学ぶべきだと思います。

     そしてここでも民間(私)と外交(公)とは違うことをしっかりと理解せねばなりません。


    「井上政典のブログ」より転載
    https://ameblo.jp/rekishinavi/

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