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安倍首相に所信の貫徹期待

ペマ・ギャルポ

憲法改正と対中国牽制 米とインド太平洋構想推進を

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ

 2019年、日本は新しい天皇をいただき、戦後レジーム脱却とともに新たな出発をする。平成元年当時はまだバブルの最盛期で、その頃私はアメリカ訪問中ニューヨークのプラザホテルのエレベーター内でいきなり見知らぬ男性から「おまえら日本人はこのホテルを買いに来たのか。どうせなら自由の女神像をも買ったらどうか」という挑発的な言葉を掛けられたのを覚えている。

 当時アメリカでは日本の経済成長の勢いにある種の危機感すら抱いていた雰囲気であった。紺のスーツの胸に誇らしげに社章をつけ、世界中を駆け回る日本のビジネスマンのことを「紺のユニフォームの兵士」と言い、日本のことを「ジャパン・インコーポレイション」と称していた。この見知らぬ男から掛けられた言葉は当時のアメリカ人が抱く共通の日本観であり日本に対する憧れと警戒心の表れであったように思う。


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