«
»

哲人政治家が現れることを望む

どうも目先の利益だけを追う実利主義者だらけになって、理想家肌の哲人政治家がいない、あるいは少ないように見えて残念でならない。

本物の学者になれとは言わないが、自分なりの哲学を持ってそれぞれに理想を語ってもらいたいのだが、哲学も理想も欠落しているのではないかしら、と思うようなことが続いている。

まあ、良識の府、再考の府と言われる参議院ではちょっと違った審議になるのかも知れないが、衆議院での出入国管理・難民認定法改正案の審議は酷かった。

検討中という答弁で終始せざるを得なかった法務大臣は、さしずめ検討大臣。
検討中だから答えられない、というのは当然と言えば当然なんだが、本来ならしっかり検討したうえで国会に提出すべきで、改正法が成立してから徐に検討するなどということが罷り通っていいはずがない。

検討中という答弁だけで衆議院を通過させてしまったので、自民党的にはなかなかよくやった、これこそ健闘大臣だ、などと評価されるのかも知れないが、大臣があまりにも前面に出てきたため実際の実務に当たる事務当局が後ろに引っ込んでしまった印象がある。
拳闘型の大臣も善し悪しで、大臣が変わってしまえば、ふにゃふにゃになりそうだ。

どなたか、外国人基本法みたいな体系的でしかも総合的な構想を提起していただけないかしら、と願っているのだが、自民党の中からは、当分の間、体系的かつ総合的な外国人政策は出てきそうにない。
野党の方も然り。
法案に反対の声を上げるだけで、政府案に代わり得る本格的な対案が野党側から出される見込みもない。

日本の文化が根底から変わるような大事な問題なのに、と思うが、残念ながら世論を引っ張っていけるような哲人政治家は、日本では当分生まれそうにない。


「早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称早川学校」ブログより転載
https://ameblo.jp/gusya-h/

2

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。