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石破茂氏は現代の尾崎秀美か

 野田聖子総務大臣が脱落したことで、自民党総裁選は安倍総理と石破茂氏の一騎打ちとなりそうです。自民党内でタカ派と位置付けられている安倍氏と戦うためか、はたまた朝日新聞を始めたとした左翼系世論を味方につけたいからなのか、石破氏は「憲法改正は時期尚早」と言い始めました。
 
 石破氏は1957年生まれですが、自民党は1955年に自主憲法制定を党是として結党された政党です。自分が生まれる前から自主憲法制定を唱えていた政党に入党しておいて、それでも時期尚早というのであれば、いったい何年議論すればよいのでしょう。
 
 確かに自民党は、第一次安倍政権が2007年に「日本国憲法の改正手続に関する法律」を創るまで、本気で憲法を改正しようとしませんでした。ですから自民党の中には憲法改正などには興味がなく、ただただ政権与党でいたいだけの議員や利権にありつきたいだけの党員がいるのかもしれません。
 
 しかし、仮にも石破氏は憲法9条の改正について、安倍総理が提唱する1項2項をそのままにして「自衛隊」を明記するといった案よりも、はるかに根本的な改正案を主張していたはずです。ところが、いざ自民党総裁を、すなわち事実上の総理を争うとなったら、これまでの自説を引っ込めて憲法改正に後ろ向きになる。その変節を彼はどう説明するつもりなのでしょうか。
 
 政治家にとって大切なのは、日常の言論ではなく、大切な時の行動です。日常の言論だけは過激で、大切な時に行動を抑制するのでは利敵行為と言われても仕方ありません。敵とはすなわち国内にあっては共産党、立憲民主党、国民民主党なの護憲勢力であり、国際的には日本の憲法改正に反対するであろう中華人民共和国、韓国、北朝鮮です。
 
 戦前、日中戦争をあおり、鬼畜米英という言葉を発明した尾崎秀美という朝日新聞の記者は、ゾルゲ事件でソ連共産党のスパイであることが判明しました。彼らには、日本を中華民国との泥沼の戦争に誘い込み、対米英戦を起こさせるという積極的な目的がありました。それに比較すれば、中華人民共和国等の目的は日本の防衛力強化を妨げるという消極的な目的に過ぎないとは考えます。それでも防衛力増強の邪魔でしかない現行憲法を守る行為は、利敵行為には違いはないのです。
 
 改憲問題で積極的な発言をしてきた石破氏は、わざと過激な発言をして日本の改憲を阻止する護憲派のスパイだったのか、それとも日本の未来を考える政治家なのか。彼が後者であるならば、今からでも遅くないので、総裁選の結果いかんに関わらず挙党一致で憲法改正を目指すと表明すべきではないでしょうか。

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