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「平和憲法」信仰の呪縛解け

茅原 郁生

改憲繰り返す世界各国 内外情勢に応じる柔軟性必要

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

 今国会では、憲法改定に資する国民投票法の改正見送りが伝えられている。野党の反対で審議が遅れ、憲法改正がさらに遠のくことを憂慮している。

 言うまでもなく憲法は国家の最高の法典であり、そこには国家の理想や高邁(こうまい)な理念が盛り込まれ、その内容には色濃く民族性が反映されている。現に憲法は国の成り立ち(世界中で望まれる国家の姿、統治者(三権の長)を選出する方法、法の支配、国民が国家に生活の基盤を委ねる信託の在り方)を具現するものである。しかし、同時に憲法には国家が直面する国内外の現実に対応し、国際社会で適応できる柔軟性もまた求められる。そこには理想を追うばかりでなく、現実に力が支配する国際政治の汚ない面にも対応できる必要があろう。


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