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圧倒的な小泉人気にしぼむ革新―沖縄市長選

国対翁長氏「代理戦争」

諸見里氏

演説大会に集まった諸見里氏の支援者ら=17日、沖縄県沖縄市胡屋交差点

 任期満了に伴う沖縄県沖縄市長選は22日に投開票されるのを前に、中央から政党幹部など政治家が続々と沖縄市入りし、「政府与党」対「翁長雄志知事」の代理戦争の様相を呈している。

 現職の桑江朝千夫氏(63)=自民、公明、維新推薦がわずかに先行し、新人で元市議の諸見里宏美氏(56)=希望、共産、社民、社大、生活推薦=が激しく追う展開となっている。

小池晃氏

諸見里氏の応援演説をする小池晃氏=17日、沖縄県沖縄市胡屋交差点

 翁長雄志知事を支える革新陣営が支持する諸見里氏は17日、総決起大会として街頭演説大会を市内中心部で行った。共産党からは小池晃書記局長、社民党の吉川元幹事長が中央から応援に駆け付けるも、聴衆はまばら。小池氏の演説は安倍政権批判に徹し、「安倍首相言いなりの市長には退場してもらい、沖縄市から安倍首相退陣の審判を下そう」と訴えた。

 集会には療養中の翁長知事の姿はなく、中道保守系の議員の姿もなかった。諸見里陣営幹部は「翁長知事の応援がないのは痛い」と認める。ただ「『歩いて稼ぐ選挙』を徹底しており、市民には浸透しつつある」と前を向いた。

桑江氏

小泉氏の演説を聞き入る聴衆=20日、沖縄県沖縄市役所前

 一方、自民からは石破茂衆院議員、橋本聖子参院議員、山本一太参院議員が応援演説し、「沖縄市の経済は好調になった。市政を継続させよう」と訴えた。20日には、小泉進次郎筆頭副幹事長が市内2カ所で演説し、約3000人を動員した。小泉氏は「沖縄市の発展の象徴は2023年のバスケットボールW杯誘致」と指摘した上で、「今後4年間にどのような街づくりをするかがその成否を決める」と訴えた。

小泉氏

桑江氏の応援演説をする小泉進次郎氏=20日、沖縄県沖縄市役所前

 小泉氏は前回4年前の沖縄市長選にも桑江氏の応援演説をし、8年間の革新市政に終止符を打たせた。桑江陣営幹部は、「小泉さんが来てくれるのは何よりも心強い」と手ごたえを感じている様子だった。

(那覇支局・豊田 剛)

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