ワシントン・タイムズ・ジャパン

資料の管理は史料の保存だ

ロバート・D・エルドリッヂ

国益損ねる処分や改竄 「知る権利」は民主主義の柱

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ

 昨今、財務省の文書改竄(かいざん)問題で、政治と行政の関係のみならず、資料の保管の在り方をめぐる議論が湧いている。本稿では特に資料の管理について論じたい。

 3月末、防衛省でイラクへの陸上自衛隊の派遣日報が発見され、4月から大きな話題になっている。情報公開請求に対して「存在していない」、野党の資料要求に対しても「文書は確認できなかった」との返事が繰り返されていたようだが、やはり実際に存在した。今後、防衛省はその経緯を説明していくというが、昨年、南スーダンへの陸上自衛隊派遣の日報隠蔽をめぐる問題で、陸幕長をはじめ事務次官や大臣の辞職につながったこともあり、防衛省に対する見方は厳しい。


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