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国際法に沿った憲法解釈を 篠田英朗氏

篠田英朗氏

憲法と相容れぬ反米主義

東京外国語大学大学院教授 篠田英朗氏(上)

憲法改正のカギを握る野党第1党、立憲民主党の枝野幸男代表は「憲法は国民が権力を縛るためのルールである」との「根本的な理解」が議論の前提という考えを表明している。このような立憲主義の理解をどう評価するか。

 非常にいびつな立憲主義の理解だ。国民は一方的に権力を縛るだけではなく、国民の幸福を政府が追求するように、時には協力するのが本来の立憲主義の趣旨であるはずだ。その一部分だけを切り取って、(政府を)縛っていれば立憲主義、縛っていなければ立憲主義じゃないというのは、あまりにも視野が狭過ぎる。

 本当の日本国憲法は社会契約論に根差した英米法的なものだが、それを解釈しているドイツ法の伝統が根強い日本の憲法学者は社会契約論を否定する人たちであるということが、このいびつな立憲主義の理解の背景にある。

ドイツ法の伝統とはどういうものか。


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