ワシントン・タイムズ・ジャパン
«
»

改憲団体「日本会議」大会に自民、希望、維新の三党の参加に意義がある

 ヤフーなどのネットニュースには載っていないが注目すべきニュースがなんと共産党のホームページに載った。共産党のニュースによると、27日に日本会議の設立20周年記念大会が、東京都内のホテルで開かれた。大会には自民党や希望の党、日本維新の会から三十数人の国会議員が参加した。

 共産党は日本会議を改憲右翼団体と呼んでいる。共産党に言わせば日本会議に参加した議員は右翼ということになるが、右翼であろうと左翼であろうと、選挙で国民に選ばれた議員なのだから国民の代表である。選挙に選ばれない活動家の右翼や左翼とは性質が違う。注目するべきことは、共産党が改憲右翼団体と呼ぶ「日本会議」の大会に、保守三党の議員が参加したことである。与党である公明党は参加していない。

 安倍晋三首相は日本会議の大会にメッセージを寄せ、
 「自由民主党は国民に責任を持つ政党として、憲法審査会における具体的な議論をリードし、その歴史的使命を果たしてまいります」と表明した。

 自民党の下村博文元文科相は、「来年の通常国会にはわが党として憲法改正発議ができる、それを憲法審査会で(改憲案を)提案できるよう頑張る」
希望の党の松沢成文参院議員団代表は、「憲法改正に進むよう希望の党として最大限の努力をする」日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「憲法改正議論は、先頭に立つ」と表明した。

 今度の衆議院選挙結果で注目するべきことは与党の自民党・公明党が三分の二議席以上を獲得したことではなく、保守の自民、希望、維新の三党が三分の二以上の議席を獲得したことである。このことが非常に重要である。

保守政党
自民党、希望の党、維新の会 
         342議席
   公明党+なら371議席

左系政党
共産党、社民党、立憲民主党
          65議席

 与党の公明党は29議席であるが、希望・維新で60議席を超える。与党二党よりも保守三党のほうが三分の二をはるかに超える。公明党は与党ではあっても保守ではない。宗教団体創価学会の配下にある宗教政党である。公明党は憲法改正には消極的であるし、沖縄の公明党は自民党が唯一であると宣言して進めている辺野古移設に反対している。沖縄の辺野古問題では翁長知事や共産党を後押ししている公明党である。だから、公明党は与党であっても自民党の足を引っ張る政党でもある。

 公明党に比べると希望の党と維新の党は憲法改正に賛成であり、自民党が積極的に取り組んでいる憲法改正を促進する側にある。日本会議の大会に希望、維新の二党が参加したことがそのことを如実に示している。

 政局を与党対野党と考えるなら、

与党
自民党、公明党
野党
希望の党、維新の党、立憲民主党、共産党、社民党、自由党

 であるが、これからの政治情勢は与党対野党ではなく、保守対左系政党に注目していくべきである。保守政党は 自民党、希望の党、維新の党で342議席である。左系政党は共産党、社民党、立憲民主党で65議席であり、なんと280議席近く差があり、保守政党が左系政党を圧倒している。
 このことがこれからの政局を左右していくだろうし、憲法改正へ着実に進んでいくのは確実である。
 憲法改正に向けて三分の二をはるかに超える三党が歩みだしたのである。もう、止めることはできない。公明党なんか無視すればいい。

 このように強固な保守勢力の政局になったのは、民進党の前原前代表と希望の党の小池前代表のコンビネーションによって民進党のリベラル派を排除した保守だけの希望の党を誕生させたからである。
 二人の功績は非常に大きい。


「沖縄に内なる民主主義はあるか」より転載
http://hijai.ti-da.net/

13

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。