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バドミントンの高橋・松友組、連係は世界一

絆揺るがず、大逆転でつかんだ金メダル

バドミントンの高橋・松友組、連係は世界一

バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華(左)、松友美佐紀組=18日、リオデジャネイロ(時事)

バドミントンの高橋・松友組、連係は世界一

バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得し、歓声に応える高橋礼華(左奥)、松友美佐紀組=18日、リオデジャネイロ(時事)

バドミントンの高橋・松友組、連係は世界一

バドミントン女子ダブルスの金メダル獲得を喜ぶ松友美佐紀選手の母千恵美さん(右)と高橋礼華選手の母智子さん(右から2人目)ら=18日、リオデジャネイロ(時事)

 日本バドミントン界史上初の金メダルを高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が土壇場からの大逆転で、つかみ取った。

 悲願達成の瞬間、高橋はコートにあおむけとなって涙し、松友は何度も小さくジャンプ。朴柱奉監督ら代表スタッフが駆け寄り、頂点を極めた喜びを分かち合った。

 第1ゲームは長身の相手ペアの強打に苦しんで落としたが、第2ゲームは持ち味のテンポの速い連係を見せて奪い返した。メダルの色の行方が懸かった最終ゲームは一進一退の展開に。しかし16-17から、松友がネット前でミスショットするとさらに失点。16-19と追い込まれたこの時は、松友も「正直、負けたと思った」と言う。

 だが、窮地でこそ世界ランキング1位のレベルまで磨き上げてきた攻撃パターンが生きた。松友はミスにもひるまず、普段通りどんどん前で手を出して3連続ポイントで挽回。高橋はコースを見極めたショットで相手を崩し、最後は鋭いクロスを決めた。

 日本勢が惨敗した2004年アテネ五輪後に、再建を託されて韓国から招かれた朴監督も「日本選手が、ここまで厳しい状況から逆転することは今までなかった」と驚く粘り。日本選手の弱点を「勝つ気持ちが足りない」と指摘し続けてきたが、苦境から5連続ポイントを挙げた2人の底力に大きな成長を感じ取った。

 高橋は「松友と組んだ時から、お互い本当に同じ気持ちで戦っている」と実感を込めて話す。宮城・聖ウルスラ学院英智高校時代からペアを組み、結成10年目。あねご肌の高橋とマイペースな松友。コートを離れれば性格の違う2人だが、高校総体制覇、日本一、五輪での金メダルと目線は常に同じだった。

 表彰台で「君が代」を聞き、高橋は「本当に一番になったなと素直に思った」と感慨深げな表情を浮かべた。2人だけに許された一番高いところからの景色を共有し、松友は「2人で世界で勝ちたいという目標を諦めずに持ち続けて良かった」。4年前は立てなかった五輪の舞台で大輪の花を咲かせ、暗い話題もあった日本バドミントン界にまばゆい光を当てた。(時事)

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