ワシントン・タイムズ・ジャパン

「悲劇繰り返さない」、慰霊の日に遺族ら前夜祭

沖縄戦激戦地の糸満市摩文仁にある沖縄平和祈念堂で

「悲劇繰り返さない」、慰霊の日に遺族ら前夜祭

沖縄「慰霊の日」の前夜祭で、献火する戦没者の遺族代表=22日夜、沖縄県糸満市の沖縄平和祈念堂

 太平洋戦争末期の沖縄戦で、組織的な戦闘終結から71年となる「慰霊の日」を前に、最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁にある沖縄平和祈念堂で22日夜、前夜祭が営まれた。遺族ら約350人が参列し、恒久平和を祈った。

 主催した公益財団法人沖縄協会の野村一成会長(76)は「心の痛みは決して癒えることはない。二度と戦争の悲劇を繰り返さないよう、戦争を知らない世代に正しく伝えなければならない」と訴えた。

 参列者らは午後7時すぎ、「平和の鐘」の音に合わせて黙とう。祈念堂の前では遺族代表が鎮魂のかがり火に点火した。犠牲者の名が刻まれた「平和の礎(いしじ)」の前では、約6000本のキャンドルで「平和」の文字が浮かび上がった。

 「寂しいけどしょうがないね」。北中城村の我如古幸明さん(77)は、摩文仁で戦死したとされる父に関し、膝に抱かれたこと以外覚えていない。遺骨はなく石を墓に納めたが、戦後71年で「ぼろぼろの土のようになってしまった」。6人の孫には、常に平和を考えるよう伝えてきた。

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