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スーパーカミオカンデの観測開始から20年

記念シンポを富山で開催、梶田隆章所長があいさつ

「スーパーカミオカンデ」の観測開始から20年

スーパーカミオカンデの観測開始20年を記念して開かれたシンポジウム。壇上は東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長=17日、富山市

 東京大宇宙線研究所の素粒子ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」(岐阜県飛騨市)の観測開始20年を記念したシンポジウムが17日、富山市で開かれた。昨年ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章所長があいさつし、「20年間、世界の先陣を切ってニュートリノ研究を進めてきた」とスーパーカミオカンデの成果を紹介した。

 シンポジウムには国内外の研究者や近隣住民ら約250人が参加した。梶田さんはスーパーカミオカンデを使った観測でニュートリノに質量があることを証明し、1998年に発表。ノーベル賞受賞につながったことに触れ、「(シンポジウムで)研究の魅力を感じてもらい、将来の研究計画についても理解をいただきたい」と呼び掛けた。

 スーパーカミオカンデは神岡鉱山の地下1000メートルにある世界最大級のニュートリノ観測装置。5万トンの水をためたタンクに約1万3000本の光センサーを備え、96年4月1日に観測を始めた。

 前身の「カミオカンデ」では、小柴昌俊東大特別栄誉教授がニュートリノを初めて観測し、2002年にノーベル物理学賞を受賞した。さらに後継の「ハイパーカミオカンデ」が計画されている。

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