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地震後初、熊本県特産「あか牛」の競りが開催

大津町の家畜市場で、「普段以上の高値」も

地震後初、熊本県特産「あか牛」の競りが開催

熊本地震後、初めて行われた「あか牛」の競り=11日午前、熊本県大津町の家畜市場

 熊本地震後初となる熊本県特産の「あか牛」の競りが11日、同県大津町の家畜市場で開催された。生産のメッカで被害の大きかった阿蘇地域からの出品もあり、県内外から訪れた買い手が「普段以上の高値」(市場関係者)を付けた。

 脂身が少なく肉のうま味が強いとされるあか牛は近年人気が高まっており、熊本は全国一の生産地。被災した畜産農家の一部が参加を辞退したものの、午前10時から始まった競りではほぼ通常並みの約360頭の子牛が売買された。

 参加者は真剣な表情で体つきなどを吟味し、落札最高額は1頭97万4160円と前月を7万円超上回った。同県阿蘇市から子牛を売りに来た江入敏雄さん(70)は「初の競りだったが、思った以上に高値が付いてよかった」と笑顔を見せた。

 宮城県栗原市の畜産農家、関村清幸さん(64)は56頭を落札。東日本大震災の直後に熊本の畜産農家から果物や見舞金など支援を受けたと振り返り、「日本一の熊本のあか牛を絶やしてはならない。恩返しがしたい」と語った。

 県によると、熊本地震では家畜の死亡などにより畜産・酪農業で約9億7600万円の被害が出た。

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