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「古代エジプト展」、棺立て掛け新たな魅力発見

Bunkamura ザ・ミュージアムで「美しき棺のメッセージ」

「古代エジプト展」、棺立て掛け新たな魅力発見

古代エジプト展のポスター

 オランダのライデン国立古代博物館の所蔵するエジプト・コレクションを紹介する「古代エジプト展 ―美しき棺(ひつぎ)のメッセージ―」がBunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区)で4月16日から開催中。6月27日まで。

 同館が200年以上にわたり収集した古代エジプト文明の人や動物のミイラ、棺、石碑、パピルスなどの作品・遺物200点以上を展示する。ミイラを最新のCTスキャン技術で調査した結果や、立てた状態のミイラ棺12点を見ることができる。

 同展は「探検」「発見」「スキャン」の四つのキーワードで構成されている。

 これまで、さまざまなエジプト展が開催されてきたが、最先端の映像技術や医療でも使用されるCTスキャンを使った古代エジプト研究における最新の情報を知ることができる展覧会となっている。

 同展の特徴は、展示されるすべての棺が平置きではなく、立てた状態で展示するという方式を取っていることだ。これまで棺は平置きの状態で展示されていたのだが、今回の展示ではその方法を取らなかった。

 Bunkamura ザ・ミュージアムの岡田由里学芸員は「立てた状態での展示は木材で作られた非常に状態の良いものに限られます。ナイル河岸以外は砂漠地帯であり(当時の)エジプトには大木は少なく、それゆえ木材は貴重品だった。希少な木材が多用されていることからも古代エジプト人の棺に対する、死後の世界に対する思いの丈をうかがい知ることができます」と説明する。

 現在、新型コロナウイルスにおける緊急事態宣言により休館中となっているが、5月12日より再開する予定。観覧料は一般1800円、大学・高校生1100円、中学・小学生800円。なお、感染状況によっては、休館の延長等もあるため、最新情報は同ミュージアムホームページで要確認。東京展の後、仙台、山口、兵庫と巡回する予定。

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