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「奄美・沖縄」登録の可否、10日に勧告へ

世界遺産のユネスコ諮問機関IUCN、前回は登録延期

「奄美・沖縄」登録の可否、10日に勧告へ

世界自然遺産の候補地「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」内の渓流=2018年3月、沖縄県国頭村(時事)

 日本政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)の世界自然遺産に推薦している「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)について、ユネスコの諮問機関・国際自然保護連合(IUCN)が現地時間10日に登録の可否を勧告することが分かった。関係者が7日、明らかにした。

 日本最大級の縄文集落跡の三内丸山遺跡(青森市)などを含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)の世界文化遺産登録に関しては、諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)が24日の週に勧告を出す。

 正式に登録審査が行われる世界遺産委員会は7月16~31日にオンライン形式で開催される。同委の決定に影響力を持つ諮問機関が前向きな判断を示せば、世界遺産登録に向けて大きく前進する。

 諮問機関は通常、世界遺産委の6週間前までに勧告を出す。勧告は4段階で、世界遺産へ「登録」、追加情報の提出を求める「情報照会」、より綿密な調査や推薦書の本質的な改定を求める「登録延期」、「不登録」の順。世界遺産委は勧告を踏まえて、同じ4段階で審査する。

 奄美・沖縄には、アマミノクロウサギやヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど多くの希少種が生息している。日本政府は当初2018年の登録を目指し、17年に世界自然遺産候補に推薦したが、IUCNは推薦区域の調整が必要などとして18年5月に「登録延期」を勧告。これを受け、政府はいったん推薦を取り下げて内容を見直し、19年2月に再推薦した。

 世界遺産委は、中国の福建省福州市で昨年6~7月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期。2年分の登録審査をまとめて行うこととなった。(時事)

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