ワシントン・タイムズ・ジャパン

インド新規感染、初の40万人超で世界最多更新

コロナ拡大で医療崩壊、混乱のなか病院火災で患者死亡

インド新規感染、初の40万人超で世界最多更新

抗ウイルス薬「レムデシビル」を求め行列をつくるインドの人々=4月30日、南部チェンナイ(AFP時事)

 インド政府は1日、この日午前8時(日本時間1日午前11時半)までの24時間の新型コロナウイルス新規感染者数が40万1993人となり、初めて40万人を超えたと発表した。1日の感染者数として世界最多を更新した。30万人を上回るのは10日連続となった。

◆ワクチン不足で接種停滞

 死者数も3500人を上回った。インド各地では都市封鎖など行動規制が敷かれているが、3月中旬からの感染再拡大に歯止めがかからなくなっている。

 インド政府は1日、これまで45歳以上だったワクチン接種対象を18歳以上に拡大した。ただ、予約段階でシステムトラブルが相次いだほか、首都ニューデリーや南部諸州などでは「ワクチン不足のため、対象を拡大できない」と訴える声が止まらない。

 バルダン保健相は4月30日、「ワクチンのストックは1000万回分以上ある」と強調。国民に平静を呼び掛けたが、各地への分配をめぐり問題が起きているもようだ。

◆帰国する邦人らに混乱も

 3月中旬からの「第2波」では、若年層に感染が拡大しているという指摘もある。ニューデリーでは連日2万人以上が新たに感染し、病床や医療用酸素が不足する「医療崩壊」が起きている。また、火葬場も不足し、駐車場や川辺で火葬が行われている。

 PCR検査にも人々が殺到しており、検査結果が出るのに時間がかかっている。日本に帰国するのに、厚生労働省が求めるPCR検査の陰性証明を持たずに空港に現れ、無理やり搭乗を迫る日本人客も出ており、在印日本大使館が「必ず必要だ」と注意を呼び掛けた。

 首都に隣接し、日本人が多く住むハリヤナ州グルガオンでは、これまで夜間の外出が禁止されてきたが、1、2の両日は今年初めて封鎖措置が敷かれた。生活必需品の買い出しといった限られた目的以外の外出が禁じられた。

 医療現場が混乱する中、西部グジャラート州の病院では1日未明(日本時間1日午前)、火災が発生。地元主要メディアによれば、新型コロナ患者ら少なくとも18人が死亡した。(ニューデリー時事)

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