«
»

最古の江戸城の石垣か? 当時の姿をとどめる

皇居東御苑、三の丸尚蔵館脇で発掘、江戸時代初期のもの

最古の江戸城の石垣か? 当時の姿をとどめる

報道陣に公開された江戸時代初期のものとみられる江戸城の石垣=13日午後、東京都千代田区(時事)

 皇室ゆかりの品々を展示する皇居・東御苑の三の丸尚蔵館脇で、現存する最古とみられる江戸城の石垣が見つかった。同館の建て替え工事に伴い発掘調査していた東京都千代田区が13日、報道陣に公開した。

 同区によると、石垣は地下約7メートルから7段ほど積まれ、高さ約4メートル、幅約16メートル。石の積み方や出土した陶磁器片、「慶長江戸図」や「寛永江戸全図」などの資料から、江戸時代初期の1610~1620年ごろに造築された堀の石垣と推定される。堀は10~30年ほどで埋められたため、当時の姿のまま残っていた。

 石と石の間には、ほとんど加工していない河原石が使われ、積み方はやや粗かった。同区文化振興課の相場峻学芸員は「当時の積み方は構造的に弱く、積み直されることが多い。修復されずにそのままの姿をとどめている江戸城の石垣が見つかったのは初めてで貴重だ」と話した。

 石垣は、東御苑の見学者用の休憩所などがあった場所から昨年11月に出土。保存や展示について、同区は有識者の意見を踏まえて宮内庁などと協議したが、地下にある上、積み方が脆弱(ぜいじゃく)で危険なことから埋め戻すことになった。

1

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。

コメント

コメントの書き込み・表示するにはログインが必要です(承認制)。