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「ありがたい」「安心」、高齢者に安堵の笑顔

各地でワクチン接種が開始、穏やかな表情を見せる

「ありがたい」「安心」、高齢者に安堵の笑顔

新型コロナウイルスワクチン接種の受け付けをする高齢者=12日午前、東京都八王子市(代表撮影・時事)

 高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が12日、各地で始まった。「ありがたい」「安心だ」。無事に注射を終えた高齢者らは、ほっとしたように笑顔を見せた。

 新型コロナ対策の「まん延防止等重点措置」の対象地域となっている東京都八王子市では、市役所1階のロビーに設置された会場で午前9時すぎから集団接種が開始された。

 ワクチン接種への関心は高く、市によると5日に接種予約を電話や専用サイトで受け付けたところ、計約2000人分の予約枠が約1時間半で埋まった。12日は約250人が注射を受けた。

 1番に受けたという住職の赤塚良孝さん(74)は「痛みはなかった。不特定多数の人と接するので(ワクチンは)ありがたい」とさっぱりした表情。石森ヨシエさん(73)は「ほっとした」と話す一方、「2度目を打たないと効果はないという話もあるので、しばらくは静かに過ごそうと思う」と語った。

 和歌山市では、高齢者がかかりつけ医の注射を受ける個別接種が始まった。「星野クリニック」では飲食業の井出とし子さん(70)が少し緊張した面持ちで診療室に。約10秒間の注射に表情は変えず、「痛くないですか」との医師の問いに「大丈夫です」と応じた。接種後、「接客業なので安心だ」と穏やかな表情で語った。

 市では既に、高齢者約1500人の2回分の予約が埋まっており、順次、約200医療機関で接種が始まる。

 市内65カ所の高齢者施設で4月中の接種開始を予定する岡山市。有料老人ホーム「なごみ苑」では、入所者34人全員への巡回接種が始まった。医師らが待機する施設内の専用ブースで注射を終えた弘中余糸子さん(84)は、「いつ感染するかと不安だったが、一安心。痛みはインフルエンザ予防接種と同じくらい」と話した。

 北九州市では、北橋健治市長(68)がJR小倉駅近くの集団接種会場に出向いた。副反応などを心配する市民が安心できるよう率先して受けたという。接種後、「何の体調の変化もなく、無事接種できた」と話した。

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