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バレエの岩田守弘さん、50歳の節目に記念公演

ロシアで指導者として活動、表現力豊かな踊りで観客魅了

バレエの岩田守弘さん、50歳の節目に記念公演

観客の拍手に応えるバレエ指導者の岩田守弘さん(中央)=8日、ロシア西部ニジニーノブゴロド(時事)

 ロシアで活動するバレエ指導者の岩田守弘さん(50)が8日、自らがバレエ団の監督を務める西部ニジニーノブゴロドの国立歌劇場で50歳の記念公演を開いた。岩田さんは表現力豊かな踊りで約600人の観客を魅了し、拍手喝采を浴びた。

 岩田さんはショパンの曲、ソ連時代の人気歌手ウラジーミル・ビソツキーの曲に合わせて踊る演目を披露。モスクワのボリショイ劇場などに所属する岩田さんの友人のダンサーらも出演し、公演を盛り上げた。

 公演後に岩田さんは「ダンサーもお客さんも皆喜んでくれてうれしい」と笑顔。新型コロナウイルスの影響で長く公演を開けなかったことから「やっぱり舞台がいいです。僕らもお客さんをすごく感じる」と満足感をにじませた。今後の自身の公演については「こういう大きな舞台は恐らくないだろうと思う」とも述べ、今回を「人生の大きな節目」と表現した。

 岩田さんは1990年にモスクワにバレエ留学し、95年に世界最高峰の一つであるボリショイ劇場のバレエ団に入団。外国人初の第1ソリストとして活躍した。

 2012年にボリショイを退団した後は東シベリア・ウランウデの国立歌劇場のバレエ団監督に就任。バレエの盛んなロシアで日本人が監督を務める初のケースとなった。19年からはニジニーノブゴロドのバレエ団を率いている。

 舞台を鑑賞した女性ナタリヤ・カラシニコワさん(52)は岩田さんについて「とても力強いダンサーだ。日本的な規律や巧みさがあるが、その魂にはロシアを感じる」と称賛した。(ニジニーノブゴロド(ロシア西部)時事)

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