ワシントン・タイムズ・ジャパン

阪神の藤浪晋太郎投手、無心で復活への先発勝利

四球続くも力でもぎ取る、心身ともに大きく成長の予感

阪神の藤浪晋太郎投手、無心で復活への先発勝利

6回、DeNAの打者を三振に仕留める阪神先発の藤浪=9日、横浜(時事)

 どれだけ荒れようと、お構いなし。阪神の藤浪は無心に腕を振った。7回で5四球を与えながらも4安打2失点。「開幕から勝てていなかったのでよかった。いい内容とは言えないけど、何とか粘れた」。力ずくで今季初勝利をもぎ取った。

 雨が降る中、いきなり四球スタートだったが、それでも155キロを計測した直球を軸に押した。三回は2四球が絡み、1死満塁。ここで4番佐野を右飛、宮崎は直球で見逃し三振に仕留めた。「思い切っていくしかないと腹をくくった」。強気を貫いた。

 9年目は復活を懸けるシーズンだ。制球難に苦しみ、すっぽ抜ける球も増えていたが、昨季はコロナ禍の余波で中継ぎを経験。リードを守る緊張感を知った。矢野監督は先発の軸としての自覚を促そうと、今季は開幕投手に指名。今は「堂々として見える。態度やしぐさに満足」とうなずく。

 大阪桐蔭高時代の恩師、西谷監督はかつて藤浪を「ウサギとカメならカメ」と評していた。ゆっくりでも着実に前へ進む資質はある。藤浪はうれしい先発勝利にも「援護に感謝したい。いい雰囲気」と周りにも心を砕いた。心身ともに大きく成長する予感が漂う。

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