ワシントン・タイムズ・ジャパン

「復興のシンボル」、熊本城天守閣が復旧

2016年の熊本地震で大きく損傷、26日から一般公開へ

「復興のシンボル」、熊本城天守閣が復旧

復旧工事が完了した熊本城天守閣=6日午前、熊本市中央区(時事)

「復興のシンボル」、熊本城天守閣が復旧

耐震補強が施された熊本城小天守の「穴蔵」=6日午前、熊本市中央区(時事)

 2016年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城天守閣(熊本市中央区)の復旧工事が終わり、熊本市が6日、内部を報道公開した。耐震補強などの安全対策を施し、常設展示や内装も全面リニューアルした。26日から一般公開が始まる。

 大小の天守から成る天守閣は、地震により内外が大きく損傷。屋根瓦の大半が剥がれ落ち、「穴蔵」と呼ばれる地下階部分などの石垣も一部崩落した。

 被災後、市には早期復旧を願う市民らの多くの声が寄せられた。市は天守閣の復旧を「復興のシンボル」と位置付け、震災の翌年から修復工事を進めていた。

 新たに小天守入り口にスロープを設置し、内部にはエレベーター3基を導入。車椅子や階段利用が困難な人も最上階の展望室に上ることができる。常設展示では天守の歴史に焦点を置き、築城から近現代までを模型や映像で紹介する。

 熊本城総合事務所の網田龍生所長は「大きな区切りだと思う。復興を感じていただくためにも、多くの方々に熊本城に来ていただきたい。天守閣の最上階から周囲を眺めた時、『これだけ復興が進んだ』と思う部分と、『まだまだこれから時間をかけてやっていかなくてはいけない』という部分と両方の風景が見られると思う」と語った。

 一方、倒壊を防いだ「奇跡の一本石垣」として知られる「飯田丸五階櫓(やぐら)」については、市が20年度までに櫓本体と石垣の解体を終え、21年度春に下段の石垣の積み直し作業に着手する。

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