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国内初、原始的なセイウチ類の化石を発見

島根県邑南町で、生息域や進化史の解明の手がかりに

国内初、原始的なセイウチ類の化石を発見

約1600万年前に生息していた原始的なセイウチ類「ネオテリウム」の化石(島根県邑南町教育委員会提供・時事)

 島根県邑南町教育委員会は18日、2010年に見つかった化石が約1600万年前に生息していた原始的なセイウチ類の「ネオテリウム」と判明したと発表した。ネオテリウムの化石はこれまで北米でしか確認できておらず、国内で確認されたのは初めて。

 国立科学博物館の主森亘支援研究員は「生息域や進化史を解明する上で貴重な成果」と話している。論文は、英学術雑誌「ヒストリカル・バイオロジー」に掲載された。

 化石は下顎の右側の骨で、大きさは長さ約11センチ、高さ約5センチ、厚さ約1・5センチ。邑南町高見の約1600万年前の地層から発見された。ネオテリウムは約1600万~1500万年前に生息していたとされる。主森支援研究員は「北米と日本で見つかったことにより、北太平洋の東西両岸に生息していたことが分かった。(両岸は)距離があるので移動能力が高かったと言える」と説明している。

 調査は19年夏から主森支援研究員を中心としたチームが進めてきた。町教委は今後、化石を展示できるか検討している。

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