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企業説明会が解禁、コロナ下の就活が本格化

学生は「チャット」で質問、企業の採用意欲は二極化

企業説明会が解禁、コロナ下の就活が本格化

合同企業説明会に向かう大学生ら=1日午前、千葉市美浜区の幕張メッセ(時事)

企業説明会が解禁、コロナ下の就活が本格化

マイナビが開催したオンラインの合同企業説明会に参加する採用担当者=1日、東京都新宿区(時事)

 2022年春卒業予定の大学生らを対象とした企業説明会が1日解禁され、就職活動が本格化した。大半の企業は、政府が選考開始時期と定めた6月までに事実上の内定を出す見通し。企業の採用意欲減少や選考手続きのオンライン化加速など新型コロナウイルスの影響が強く残る中、学生らは短期決戦に挑む。

 マイナビ(東京)は同日、過去最多の約540社が参加するオンラインの合同企業説明会を東京都内で開催した。採用担当者は企業ブースでライブ配信。学生はスマートフォンなどで視聴し、チャットと呼ばれるメッセージサービスで質問をぶつけていた。

 参加した日本たばこ産業(JT)の担当者は「説明会はオンラインが効率的。より多くの学生に会えるメリットは大きい」と語った。

 自社からの配信で参加した日本生命保険の担当者は、メリットを強調しながらも「学生の意向をくみ取る難度は上がった」と指摘。オンラインでのテーマ別説明会の開催など工夫を凝らしているという。

 マイナビの調査担当者は「最終面接は対面形式も多い。学生は双方のコミュニケーションに対応する準備が必要だ」と話す。

 一方、リクルートキャリア(東京)は、緊急事態宣言が発令されている千葉市の幕張メッセで合同企業説明会を開催。感染拡大と重なった昨年は説明会の中止が相次いだが、今年は感染予防策を徹底した上で実施した。

 会場を訪れた神田外語大の男子学生(21)は「外出自粛で友人に相談する機会も少なく不安だ」と漏らした。

 企業の採用意欲は二極化が進む。新型コロナが直撃した日本航空と全日本空輸が一部を除いて新卒採用を見送る一方、人手不足に悩む建設業などは旺盛。全体の採用規模は前年並みとなりそうだ。

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