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トランプ前米大統領が保守派集会で再出馬示唆

フロリダ州で退任後初の演説、新党の立ち上げは否定

トランプ前米大統領が保守派集会で再出馬示唆

28日、米南部フロリダ州オーランドで演説するトランプ前大統領(AFP時事)

 トランプ前米大統領は28日、フロリダ州オーランドで開かれた保守系イベント、保守政治活動会議(CPAC)で演説し、バイデン大統領による一連のリベラル路線の政策を批判、2024年の大統領選に出馬する可能性を示唆した。一方、新党を立ち上げることは否定し、共和党内で影響力を発揮する考えを示した。

 トランプ氏は大統領退任後初の演説で、「勤勉な米国の愛国者によるわれわれの運動は始まったばかりであり、最終的には勝利する」と述べ、引き続き政治的影響力を発揮する考えを強調。次期大統領選は共和党候補が勝つとした上で、「私が彼ら(民主党)を打ち負かすことを決めるかもしれない」と述べ、自身の出馬の可能性を示唆した。

 トランプ氏が新党立ち上げを検討しているとの報道については、「偽ニュースだ」と否定。「共和党は、これまで以上に団結して強力になるだろう」と述べ、22年の中間選挙や次期大統領選での勝利に向け、引き続き党を率いる考えを示した。

 トランプ氏は、バイデン氏の就任後に実施した移民やエネルギー、トランスジェンダーなどに関するリベラル路線の政策を次々と批判。「バイデン政権が悪くなることは分かっていたが、ここまで極左になるとは想像しなかった」と酷評した。

 移民政策についてはトランプ氏が進めた政策をバイデン政権が転換したことで、「不法移民の大洪水を引き起こす」と批判。女子スポーツに生物学的には男性だが女性を自認する生徒の参加を促すバイデン氏の大統領令については「これは狂ったことだ。われわれは女子スポーツの健全性を守らなければならない」と訴えた。

 トランプ氏は昨年11月の大統領選で「不正があった」と改めて主張。今後、公正な選挙を実施するために、郵便投票の廃止や投票所での身分証明書の提示義務付けを訴えた。

 トランプ氏は会場の聴衆から熱狂的な歓声で迎えられ、保守層からの根強い支持を示した。CPAC参加者を対象にした調査では、68%がトランプ氏の次期大統領選への出馬を望むと回答。共和党予備選については、55%がトランプ氏に投票するとし、フロリダ州のデサンティス知事が21%で2位だった。(ワシントン山崎陽介)

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