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平幕の大栄翔が初優勝、突き押しを貫き栄冠

大相撲初場所千秋楽、大栄翔最後まで迷いなく、殊勲・技能賞も受賞

平幕の大栄翔が初優勝、突き押しを貫き栄冠

初優勝し、日本相撲協会の八角理事長(右)から賜杯を受け取る大栄翔=24
日、東京・両国国技館(時事)

平幕の大栄翔が初優勝、突き押しを貫き栄冠

大栄翔(奥)は隠岐の海を突き出しで下し、初優勝を決める=24
日、東京・両国国技館(時事)

平幕の大栄翔が初優勝、突き押しを貫き栄冠

技能賞を受賞した翠富士(左)と照ノ富士(右)、手前は殊勲賞と技能賞を受賞し
た大栄翔=24日午後、東京・両国国技館(代表撮影・時事)

 初優勝を懸けた一番。大栄翔は重圧をはねのけ、自分の相撲に徹した。先に両手をつき、低く鋭い当たりで隠岐の海を押し込む。攻め手を緩めず、突き起こして前進。会心の内容で賜杯を手にし、「最後も迷いなくいった。言葉が見つからないくらいうれしい。夢のよう」と喜びをかみしめた。

 今場所は初日から大関に3連勝するなど、三役以上の力士7人を全員撃破。勢いそのままに最後まで駆け抜けた。埼玉栄高の後輩に当たる貴景勝や、朝乃山、正代らが優勝し、「負けたくない気持ちがあった。稽古場から考えてやってきた結果が出た」と明かす。八角理事長(元横綱北勝海)も「勢いと躍動感があった」とたたえた。

 四つ相撲を得意としていたが、入門時に体が大きくなく、師匠の追手風親方(元幕内大翔山)と話して取り口を変えた。稽古場では突き押しで攻める形をただ繰り返し、今場所で見せた鋭い当たり、重くて速い突っ張りを手に入れた。

 母子家庭で育った。大学へは進まずに高校から角界入り。「ここまで家族のおかげだと思う。本当に感謝している。少しは親孝行できたかな」との言葉に実感がこもる。

 この優勝で、さらに上の番付への期待も高まってきた。本人もその気は十分。「応えられるように稽古を重ねたい」と力強く言った。

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