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孤児院の隠された秘密、裏にある不気味さ演出

映画 「約束のネバーランド」人気コミクスの実写映画化

孤児院の隠された秘密、裏にある不気味さ演出

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社
©020 映画「約束のネバーランド」製作委員会

 孤児院グレイス=フィールドハウスで暮らす子供たちは、母親代わりのイザベラの元、幸せな時を過ごしていた。そんなある日、ひとりの孤児が里親に引き取られることが決まる。それを喜ぶ、エマ、レイ、ノーマンたち。自分たちも里親に引き取られることを夢見ていた。だが、エマとノーマンは、孤児院の隠された秘密を知ることとなる。そして、エマはある決意を胸に秘め、密(ひそ)かに活動を始めるのだった。

 週刊少年ジャンプで連載された人気コミックスを実写映画化した。連載当初から、ジャンプらしくない漫画作品として注目を集めていた。

 天真爛漫(らんまん)な主人公エマ役には浜辺美波。冷静沈着で現実主義の少年レイ役に城桧吏、理性的で孤児院のリーダー格の少年ノーマンに板垣李光人。そして、この作品のもうひとりの主人公ともいえる孤児院のママことママ・イザベラを北川景子が演じている。

 子供たちの明るさと対照的な慈愛の中に眠る冷徹な北川のイザベラのコントラストは、この作品の中に不気味さを漂わせている。

 そのほか、シスター・クローネ役を渡辺直美が演じ、怖い“笑い”を演出。その演技には、思わず笑ってしまう。実際、撮影中の子役たちは、渡辺の演技に笑いをこらえきれないというハプニングが起きるなど場を和ませたという。その一方で、凛(りん)としたイザベラの北川が登場すると自然に子役たちが静かになったという。

 監督には、数々のヒット作を生み出している平川雄一郎監督。今年からアニメ版では第2期がスタートするなど、今後の物語の展開に注目が集まっている。さらに、ハリウッドでの実写企画も進んでいる。現在公開中。

(佐野富成)

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